高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」の感想文

「おいしいごはんが食べられますように」という本を読んだ。

著者の高瀬隼子さんは1988年生まれで、教育系の会社で働いてるらしい。私と同世代だ。「おいしいごはんが食べられますように」も会社のオフィスが舞台の話なので、高瀬さん自身の経験も多少は反映されているのかもしれない。

芥川賞受賞作を読むのは久しぶりだ。たぶん、「コンビニ人間」以来。「おいしいご飯が食べられますように」は、いかにも芥川賞受賞作っぽいなと思った。

主人公の二谷(にたに)は芦川(あしかわ)さんっていう病弱で見た目が可愛い同僚と付き合ってるんだけど、この二人に全く共感できなかったな。もう一人の同僚の押尾(おしお)さんは体育会系出身で、押しが強い女性なんだけど、こっちの方がずっと好みだったわ。まあ、単なる好みの問題なんだけどさ。

何気なく読み始めてみたけど、続きが気になって一気に最後まで読んでしまった。おもしろい小説だったわ。


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