今シーズン終了…そして来シーズン

ドラフト、終わっちゃいましたね。年々ドラフト面白くなってってる気がします。各球団の情報戦、現代社会のイス取りゲーム…

その駆け引きの末、どうしても競合になってしまうのが1位指名…オリックスは佐々木の予想を覆し、石川くんでいきましたが敗れ去りました…ソフバンも同様かな? 去年からソフトバンクとやたら指名の選手が被るな〜

1位は結局宮城くんに決定。指名を外した河野くんは個人的にあまり好きなタイプの投手じゃなさそうだったので、個人的にはむしろ外してくれて良かったかな。
たまたま今日u-18のアメリカ戦再放送を見ましたが、少しだけトルネード気味のフォームからキレの良いスライダーとストレートを投げ込むサウスポー。この試合はめちゃ良い球投げてました。なんというか、変な例えですが漫画、H2に出てくる栗丸保を思い出しました。
こじんまりしてるんだけど弾丸のようなボールを投げてくる。好きですね。流石に二塁にランナー背負うとダメになったりはしないよね〜笑
お母さんありがとうでうちの奥さんの評価も上がってきております!

宮城くん指名後、ヤクルトを挟んですぐに回ってきた2位指名。紅林くんを指名しました。
石川くんを外した場合のシュミレーションが出来てる感じでしたね。この子はほかの球団も狙ってたのか、結構場内がざわついた感じになったらしい。特に日本ハムはその直後にくる2位指名で狙ってたのか、かなりあわあわしてました。栗山監督のあんな顔初めて見ました。
去年の荒西、そして今年と他球団の狙ってた選手を掠め取ってるスナイパーのような我が球団のスカウト陣は頼もしいような、恐ろしいような…

紅林くんは甲子園の出場経験がなく、u-18にも選ばれていないのでyoutubeで動画を探してもほぼ見つからないくらいの選手です。唯一今年の県大会決勝の動画を見ましたが4打数ノーヒットでそんなに騒ぐ感じ?と思いました。守備は軽快で凄く良いと思いましたが。
…と思いながらも、なんだろうこの溢れ出るロマン感。今年のオリックスドラフトの雰囲気は間違いなくこの選手が作ったと思います。
オリックスファンの掲示板で書いてありましたが、角度によっては極悪人に見える笑 人相で
任侠映画とかに出てたら似合いそう…とか思ったり、ビジュアルもなかなか面白い。
(宮城くん、紅林くんといい意味で何故かまったくフレッシュさを感じません笑)
去年の太田くんは爽やかな優等生顔、宜保くんはよさこい感溢れる沖縄顔、そして今年の紅林くんは厳つい不良顔…内野陣、なんかタレントが揃ってきましたね。見た目だけ?

さて、指名の話に戻って3位は近大の村西君です。サイドハンドから140km後半を繰り出す右腕。去年の荒西とちょっと被りますが荒西は先発タイプ、村西君はなんとなく中継ぎタイプっぽいです。1位2位がおじさん顔と不良顔だったのでふつうの大学生風の顔の子がきて少し安心…笑 今年リリーフが安定しなかったので
来年一躍かってくれると嬉しいな…

個人的に、この指名は来年を見据えてのものではないか、という気がしてます。近大の3年に、佐藤てるあき君というこれぞ吉田正尚2世、という選手がいて来年はこの子狙うのではないかな。自分も動画で見ていっぺんでファンになってしまいました。競合すると思うんだけど、来年こそは、来年こそはクジで結果を出してほしい。もってる人希望!!

4位は全国にも名前の知れた前君です。
今年の甲子園でも見てました。正直なんだかイマイチな気がしてまして、津田学園で言うとむしろリリーフで投げてた子の方が欲しいな〜とか思っておりました…いやいや、まさかご縁があるとは思わず、失礼しました…
大柄などっしりした雰囲気のあるピッチャーで、伸び代があるなら確かに面白いピッチャーな気がします。しかし今年指名した高校生達はほんとに高校生に見えんな…

5位が指名した直後は一番嬉しかったかも。
勝俣くん。今回のドラフト前に色々有力選手を動画で見てて、一番良さそうだなと思った子です。石川くんとか履正社の井上くんとか正直?な感じでしたがこの子は良さそうだと思いました。ポジションがサードで、広角に弾き返せるバッティング。神宮でセンターバックスクリーン左に叩き込んでる動画を見ましたが逆方向にも長打が打てます。
去年の頓宮くらいの期待度があります。
頓宮は守備があれでしたが勝俣くんは一応本職だし、それなりに出来る…?はず…?

そんな感じで色々動画を見てましたがら今年は野手が不足気味の年なのかなと思います。有力選手の数も少ないような? …とか言ってる年に限って良い野手いっぱい成長して出てきたりして…

本指名はこれでおしまい。少ない気もしましたけど、必要なところはとれたのかな、というドラフトでした。

圧巻は育成ドラフトの方。先に書いた掠めとるの話で、ここでもDenaが狙ってた横浜隼人の佐藤くんを獲得。Denaは育成ドラフト参加にも関わらず指名0で終了しました。完全に目の前で奪い去ってるやん…

そしてその後取るわ取るわ。結局育成で8名。野手は三人かな? それ以外は投手。他の球団の使命が終わっても使命し続けるその姿には凄みすら感じました。これは3軍を作るのかな?とこれだけやることを事前に決めてて、ズバズバと指名していく姿は一言で言うとカッコいいです。これもプロ野球の一つの部門の仕事の一つ、本気の姿勢は心動かされます。

育成の中では武田の谷岡くんが凄く楽しみかな。色んな話が出てたけど、練習時間は毎日50分しかないとか、2年で球速が20kmもあがったとか、由伸くんを目標にしてるとか…
なによりピッチングフォーム、一目で気に入りました。なんだか昭和の投手のような投げ方。江川さんとかあんな投げ方じゃなかったっけ?
セットでもあのフワッとしたフォームで投げるのか少し気になるけれど…上で見てみたいなあ…

こうしてドラフトは終わって、後はもう来シーズンまで新外国人情報を待つばかり…です。
今年は盗塁数が増えたり、若手が出てきたり楽しみが増えたシーズン、と言う人もいるけれど結局最下位。
2016年暗黒のフル最下位達成から4位、4位としてまた最下位ではこのまま強くならないのではないか?という不安の方が大きい。自分はそう思ってます。
(上のドラフトとか、毎年このシーズンだけは楽しいのだけど…笑)

ただ、少なくとも2000年代のころの絶望的な状況ではないはず。2000年代序盤はもう誰?って感じの選手がスタメンに名前を連ね、後半になってくるとラロッカ、ローズ、カブレラ、フェルナンデス、清原、浜中…てどこのチームやねん!!ていうゴリゴリの外様チームになってしまい…まあそれでも2位の年はあったんだけど。

来年は96年生まれの選手達が鍵を握ってると思ってます。宗、佐野、頓宮、中川、西村(この子は学年は違うけど)…ピッチャーでは田嶋。この個性豊かな世代が来年以降、柱となっていけるかどうかが試される一年になりそうです。
柱となれればまだみんな若いので大きい。
なんとか頼みます。

…というわけでオリックスファンにとっては一年で一番楽しいシーズンオフが始まりました…とさ…

end

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