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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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2019年5月の記事一覧

見えない敵に立ち向かえ!【 魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS JAPAN TOUR 】 (PS4)

やややケッタイな 誰を呼ぼう 夕隙社を!幽霊はどこにでもいる。その場所の未練、怨念が現世から離れられず残っている。時には人間に危害を加える悪霊もいる。そんな悪霊に困ったら一つ表の顔はオカルト系出版社、しかし裏の顔は幽霊退治を稼業としている夕隙社に頼んでみては如何だろうか。え?働きたい?それならここは良いところだ。アルバイトで同世代の若い連中と一緒に青春を燃やすように働くぞ! 本作は東京魔人学園、九龍妖魔學園記などでご存知、高校生が不思議なクラスメイト達と共に冒険に繰り出す學

僕が好きな作品【 THE 鑑識官 】(PS2)

科学技術と鋭い洞察力で行け!江波識子!SIMPLEシリーズの傑作と言えば皆口を揃えて言うだろう「THE地球防衛軍」と。だけどこの「THE鑑識官」もDSで続編が2本も登場したりと、地球防衛軍に引けを取らない人気シリーズだ。そして僕的にシンプルシリーズでも一二を争うほど好きな作品でもある。 プレイヤーは女性鑑識官「江波識子」となり次々と起こっていく事件の現場検証をし、指紋や証拠品を集め、法医学や化学や物理などの専門家に物証を見せ解析してもらい、その結果から推理をし事件を解決して

小室世界へ…【 小室哲哉 ガボールスクリーン 】 (PS1)

Welcome to the music world of TK小室哲哉氏の曲を聞き始めたのはたしか2008年小室氏が詐欺容疑で逮捕された時期だった気がする。 逮捕されたのをきっかけにテレビでは彼の今までの活躍を見つめ直す番組が幾つも放送され、再度注目されるようになっていた頃だ。 カラオケでは友人がtrfのEZ DO DANCEを歌い、先輩はDJでglobeのFeel Like Danceを流し彼の音楽に触れる事が事件前より格段に多くなった。最初は聞き慣れておらず色眼鏡で彼

SF探偵出動!【 THE 推理 ~IT探偵:18の事件簿~ 】(PS1)

大人気シリーズ第一弾!トムキャットシステム開発の看板タイトルと言えば本作「THE推理」シリーズである。プレイヤーは私立探偵となり殺人事件から宝探し、なんて事はないナゾナゾまで、ありとあらゆる依頼をこなしていく。 探偵と言えば張り込んだり、現場に行って調査をしたり、偶然事件に巻き込まれたりするのが定石だが、なんと本作では推理する場合、探偵事務所から一歩も外へ出ない。そのかわりプレイヤーはパソコンと擬似人格インターフェース(略して擬人)という高性能会話ソフトを駆使し様々な謎に挑

煽り運転推奨レースゲーム【 R:RACING EVOLUTION 】 (PS2)

異端の実車リッジナムコのレーシングゲームといえば「リッジレーサー」。誰もがそう言うだろう。僕だってそう言うに決まってる。ローンチタイトルに当然のように現れ美しいグラフィックと興奮をかき立てる音楽、架空の車でカーブを超スピードドリフトで駆け抜け僕らを魅了するまさにリアリティそっちのけゲームらしさ全快の名作レーシングゲームだ。 今回レビューする「R:RACING EVOLUTION」もナムコから発売されたレーシングゲームで、「R」と名前に、しかも頭文字に付いてる所を見る通りリッジ

ゲーム:8BIT MUSIC POWER (FC)

復活のファミコン 噂は聞いていたが実機が動いていた時には鳥肌が立った。ファミコン風ゲームは今じゃ当たり前だったが2016年ついに本当に新作ファミコンソフト(非ライセンス品ではあるが)を作るツワモノが現れた。その名は「8BIT MUSIC POWER」だ。 コロンバスサークルという主にゲームの周辺機器を取り扱うメーカーが放った本作はまごう事なき正真正銘ファミコンに挿して遊ぶ21世紀のゲームだ。 正直半信半疑だったが購入して自宅のNewファミコンに挿してみたらマジで動いた時の感動

Rezの魂はKinectへ...【 チャイルドオブエデン 】 (360)  

MidnightからSynesthesiaへ待ちに待ったRezの続編だ!俺たちに新たな境地を見せつけたあのRezの続編だ!その喜びはもう計り知れない。なんてったってあの人にどう勧めていいものかわからない、言葉にしても大体届かない、HD版やVR版が登場したのだって今でも奇跡か手違いかなにかなんじゃないかと今でも思うあのRezの続編だ。それもHD画質、しかもキネクトで!・・・キネクト? あのキネクト!? 両手をかざせ!振れ!右手を画面の前に突き出せば往年のロックオンショット。左

暗闇のチャンバラFPS【 コンデムド:サイコクライム 】 (360)

本作は狂気と悪夢、そして暗闇に包まれたオフラインのみのホラーFPSだ。 自分もそのプレミアのついてしまった値段とその戦闘システムに惹かれて自分も購入してしまった。(今はお求めやすい価格まで下がりました) とにかく本作の一番注目してもらいたいのはやはり鈍器をメインにした戦闘だろう。配管、ロッカーの扉、角材、消化斧など身近にある「棒状」「板状」のモノを手に入れ武器となる。一応銃も存在するのだが弾は道中では手に入らず完全な使い捨て武器だ。 ロッカーを壊し、配管を引き抜き、それを武

禁断の技術…?【 マインドジャック 】 (360)

プレイあるのみ!本作「マインドジャック」は前から気になる存在だった。元から地味な雰囲気を醸し出していたが、その話題の上がらなさ、その評価の低さ、その値段の激しい下落っぷり、どれをとっても他の作品とは一線を画す勢いが本作にはあった。ここはそういうゲームを確かめたくて仕方が無い俺の血が沸き立つ!本当に本作にはそんな価値しかないのか!いや、もしかしたら!さぁ自分なりに確かめてみよう。 それは他人の脳を操る、禁断の技術(…と、パッケージ書いてある) 本作は開発を「フィールプラス」

闇き森の果て【 THE サウンドノベル 】 (PS1)

全く期待していなかった 何気なくプレイしてみた。まぁ悪くてもシンプルだしいいか・・・そんな感じに。だけどここまでそんな気持ちを裏切られたのも久しぶりのような気がする「THEサウンドノベル」はそういう作品だった。 本作の本当の作品名はパッケージにも説明書にもなく、ゲーム中に現れる。この作品の本当の作品名はパッケージのような安っぽい名前ではない、本当のタイトルは「闇き森の果て」…この禍々しい名前の方が本作にあっていると思える。 コレだけ書くとどこにでもありそうなサスペンスや、

これは移植無理っ!【 アイドル八犬伝 】 (FC)

ユルすぎるアイドルゲーム!ここに見参!そんなミソッかすなエリカちゃんの冒険は脳が溶けるほどユルく、頭のネジが飛んで外れたようにシュールすぎるギャグが炸裂するカルト的人気で一部で有名なファミコンゲームが「アイドル八犬伝」だ。今回友人からカセットをお借りしたのでプレイしてみた。 ゲームとしてはコマンド選択式のシンプル操作のアドベンチャーなのだが、そこで繰り広げられるユルすぎてどうしようもない世界観に終始僕は呆気にとられっぱなし。だって感謝の言葉に「ありがたいよーホエールズ」なん

リアルな連射戦車でGO! 【 THE 戦車 】(PS2)

リアル志向の本格派シミュレータ!?シンプルシリーズの中でもAAでネタにされるくらいポピュラーだと思われる作品。 実在する大戦時代から現代の戦車まで13種類の戦車を使用し、敵の殲滅、巨大砲台の破壊など30種の様々なミッションをクリアしていこう。 と、いうことなんだがパッケージに高らかと掲げられた「リアル志向の本格派シミュレータ」という謳い文句はプレイして即、悪い冗談だと言う事に気づくだろう。そういう事に疎い僕でもわかる。 一秒間に3発も連射出来て、30発撃ち切ったらリロードとい

時空を操る男の物語【 シンギュラリティ 】(360)

そんなこんなでレンコ大尉の時空を越えたカトルガ12観光が始まったのであった。TMDという一定のモノの時間を早送りしたり巻き戻したりできる特殊装置を片手にマップをガンガン突き進んで行くアドベンチャータイプのFPSだ。道中にあるボイスレコーダーを聞いて世界観を垣間みながら、E99を拾ってステータスを上げ、武器を強化し、片手のTMDであらゆる特殊技を駆使して…って、そんな感じのFPSどっかで遊んだ事あるような…あ、バイオショックだ。コレ。 FPSのいいトコ取り!そんな訳で本作の魅