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『死ぬとき人間はひとりである。』それでも。

ロシアのトルストイという作家がこう言った。

また田山花袋は、

『人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。大勢の中に混じっていたからって孤独になるのは、わかりきったことだ。』

と言った。

それでも3ヶ月前に子どもを産んだ母である私としては、

「人が生まれるときは、お母さんと一緒に頑張って生まれてくるけど、死ぬときは絶対的に一人である」

と思う。

赤ちゃんも苦しみながらお母さんの産道を通ってくるわけだけど、お母さんも陣痛に耐えながら、いわば共同作業で生まれてくるし、産むわけだ。

そうやって生まれてきた一人のひとを、少しずつひとりで歩いていけるように手を差し伸べることが親の役目だと思うようになった。

少なくとも私自身はそういう親でありたい。

一人で歩けるようになったら、そこからの人生の彩りかたはその子の人生の歩み方次第。

死ぬときはいよいよ一人だけど、その歩んできた人生次第でどこまでも自分で幅を広げられる。

なにをやっても基本的には多少なり後悔は残して死ぬことになりそうだ。

それでも心が満たされて死んでいけるのであれば孤独(ひとり)ではない。

孤独にならずして生きるヒントとして、自分の中の声を正直に聞いてそれを生かしてあげるのはひとつのポイント。

少なくとも26年間そうやって生きてきたから、今は孤独さは一切感じない。

自分自身、いつ命が尽き果てるのかまったくわからないからこそ、自分がイキイキとしていられる環境に身を置いて、日々の暮らしを大切にしたいと思う。

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