カケハシに入社して一年が経ちました
2021年6月 にカケハシという会社に入社して一年が経っていました。
薬局の DX を推進している会社で、薬局にまつわるありとあらゆるものをいい感じにしている会社です。
一年経ってからの入社エントリも珍しい気もしますが、最近仕事やチームが盛り上がり始めて採用広報等に個人としても貢献できればなという思いが高まってきたので(いい人採用できたら自分も楽しくなるし)この入社エントリを書き始めました。
何を作っているか
カケハシでは様々なソフトウェアが開発されているのですが、その中でも私は Pocket Musubi という薬局と患者さんを繋ぐ BtoBtoC なプロダクトの開発に携わっています。
「繋ぐ」とは何かという話なのですが、コアな機能としては服薬期間フォローとして患者さんが服薬したお薬に応じて質問が送られる、という機能があります。
その質問の回答に応じて何かしらお薬の使い方に問題があったり、副作用が出た場合は薬局にアラートが行き、薬剤師さんが回答して対応することができます。
これによって患者さんも安心感やより適切な治療に繋がったり、薬局もお薬を渡すだけでなくフォローを通してリテンションが上がったり、エモい成果で言うと現場の薬剤師さんが患者さんの役に立っている実感が得られ自己肯定感が上がったりしています。
特に最後の部分が私も入社する時の面接で語られてビビっと来たエピソードで、元々カケハシという会社が「薬剤師の力をもっと発揮させたい!」という想いから始まっているところを色濃く反映しているように思えます。業務効率化だけでなく人の力を引き出すというところが幸福の総量を増やしてる感あって良いなと思います。
その他にも処方せん送信という薬局に処方せんを事前に送って、準備ができたら通知が来ることによって待ち時間をフリーダムに使える機能など患者さんが薬局を便利に使えるようになるための機能も作っています。
個人的にやっていること
私個人の話で言うと、昨年の秋頃から先月くらいまでは 37%くらいを UI デザイナー、残りをフロントエンド + バックエンド + モバイルアプリ(Flutter)エンジニアという感じで働いてました。
最近は専任の UI デザイナーは大絶賛募集中 & 業務委託で近々参画してくれる方もおり徐々にデザインタスクはやらなくなっていくのと、チーム分割もあり Web に集中することとなったので Flutter はしばらく触らなくなりそうです。でも宣言的 UI 最高だと感じさせてくれました、ありがとう Flutter。
あとはバックエンドは基本 Python(Django) なのですが、新規プロダクトは TS で GraphQL API を開発していました。バックエンドで TS 書くの初体験だったのですが、フロント出身の身からするとめちゃくちゃ気持ち良いです。言語の習熟度って大事なんだなと学びました。
会社のいいところ
本記事は採用広報目的なので、いいところを伝えて興味を持っていただこうと思います。
振り返りの文化
これは面接で「カケハシのいいところ〜」のような質問を聞かれた際にも必ず挙げているのですが、「振り返り」がとても文化として根付いているところが強みだと感じています。
スクラムにおけるスプリントレトロスペクティブはもちろんのこと、障害時のポストモーテム、新入社員のオンボーディングの振り返り、大きめの機能開発のプロジェクトの振り返り、振り返りの仕方の振り返り、などなど…。
様々なことに対してしっかり振り返りをするという文化が根付いています。
どんな組織にも課題は必ずあります。それは解くべき課題、すなわちどのようにプロダクトを成長させていくかが変わり、また、組織自体も変わっていくものなので、課題というのは発生し続けるものです。
なので、振り返りというのは非常に大事な活動で、この文化が根付いている限りこのチームは酷いことにはならないだろう・よくなり続けるであろうという安心感があります。
新しい技術・サービスの活用に積極的
入ってビックリしたのが様々な SaaS が活用されていて業務効率化・体験向上にかなり投資されているなということです。
バックオフィス関連のものはほぼほぼ大体のアクションに関して SaaS が導入してありますし、特にソフトウェア開発においても LaunchDarkly や PagerDuty、mabl など「へ〜こんな便利なものあるんだ〜」と感じるものが多数導入されています。
海外のものまでしっかり調査されて導入されているんだなと感じました。
また、技術についても一部のチームでは Svelte で開発していたり、我がチームでも Flutter Flow というローコードなツールでモバイルアプリ開発したりフットワーク軽く試して学ぶことができる機会が多分にあります。
落ち着いている
社員の半数がご家庭持ちというの影響しているのか、なんというか大人な方が多いです。それが影響しているのかは謎ですが社内の様々なものがかなり整っており良い意味でスタートアップらしくありませんでした。入社した後も研修だったりセキュリティのためのルールなど今まで働いた会社の中で一番整っていました。
ただ裏返しで若者が少ないのは少し課題な気もします。これは個人的な想いですが若くてやる気に満ち溢れた人が新しい風を巻き起こしてくれると良い意味でカルチャーも変わっていくんじゃないかなと思っています。
これからやりたいこと
今自分の意志として特に注力していきたいことがプロダクト改善のプロセス作りです。
今まで Pocket Musubi は新規開拓のための新機能開発の比重が重く、作ったものの検証をキチンとして、高速に改善していくということがあまりできていませんでした。
顧客からの声など現場で発見された課題でクリティカルなものは優先して対処するなどはやっていたのですが、能動的に検証し課題を発見して改善していく仕組みは正直なところ整っていません。
開発リソースも有限なのでどこにどれくらい注力するかは難しい判断なのですが、あまりこの作ったものの改善を中途半端にしたまま機能が増え過ぎると中長期的な進化ができなくなるのではと危惧しています。
私も UX リサーチやプロダクトマネージメントの勉強をして自分でトライしつつも一緒にやってくれる方の採用を頑張ります。
ちょうど昨晩発見しましたが、この Growth チームを作るのが自分がやりたいことな予感がしています。
あとはフロントエンドのコードベースも負債が溜まっており、それをリファクタリングしていく計画も立てている最中だったり、会社全体としてプロダクトたちのブランドを統一していきたいという意志があり、その一環でデザインシステムに取り組む機会もあります。
We are Hiring!
というわけでここからは入社エントリにおなじみの We are Hiring! のセクションなのですが、とりあえず会社の採用ページを貼っておきます。おそらく大体の職種はある気がします。
あとは私個人が特に来て欲しいな〜と思っているのが UI デザイナー、PdM と Web フロントエンドエンジニアです。
まず UI デザイナーの方については、やはり専任の方がいると心強いですし、私もデザインのバックグラウンドがちゃんとある訳ではないのでデザイン自体の品質の底上げもお任せしたいです(ちなみに会社全体としては他プロダクトにデザイナーは何名かおります)。私もデザインに興味ある系エンジニアなのでデザインに関してやりたいことがたくさんあり、とりあえず少しでも気になる方は下記から面談応募お願いします🤞頼む…!!
また、上記に挙げたプロダクト改善の仕組み作りにおいて、今でも PdM はいるのですが PMM・PO も兼ねていて鬼のような忙しさだったり、エンジニアは新規機能開発にプラスしてこの改善もやっていくならまだまだ来て欲しいな〜と感じております。
もしご興味持たれた方がいらっしゃれば、まずはカジュアル面談からでウェルカムなので以下の Meety からお申し込みください。もし他の職種の人と話したいとかでも全然お繋ぎします。
以上、お読みいただきありがとうございました!!
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