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戸建住宅で失敗すると夏マジで暑いよ|マンションと戸建の基本構造の違い

いよいよ夏本番ですね~今日は、戸建住宅で失敗すると、夏マジで暑くなる理由について、マンションとの基本構造の違いに触れながら、お話していきます。

本記事の内容は、YouTube動画でも分かりやすく解説していますので、こちらもご覧ください!

マンションと戸建、どっちが涼しい?

家の涼しさランキングは、

1位 良い戸建
2位 良いマンション
3位 悪いマンション
・・・
10位 悪い戸建

です。

マンションは平均的に涼しく、良いマンションも悪いマンションもさほど差がなく、失敗が少ない感じ。戸建はちゃんと建てればマンションより涼しくなるけど、失敗するとマンションとは比較にならないくらい暑くなります。

賃貸マンションから新築戸建に引っ越した人が、「マンションの方が涼しかった!光熱費がめっちゃ上がった!」というのも無理はありません。戸建で失敗すると、確実にマンションより住環境は悪くなりますからね。

マンションは超高性能な断熱材に守られている

なぜマンション、平均的に涼しいのでしょうか?それは、「囲まれている」からです。

角部屋でなければ、両隣はお隣さんですし、1階・最上階でなければ、上下も誰かの部屋。つまり、上下左右が部屋という名の「超高性能な断熱材」に覆われているから、涼しいわけです。

また、上下左右が部屋なので、最も熱が逃げやすい「窓」がそもそも少ないですよね。玄関側とベランダ側の2面しか窓がないので、熱が逃げる場所が少ないんです。

マンションの隣家の音はデメリットではありますが、その隣家のおかげで涼しい環境になっているとも言えるのです。

マンションは最初から高気密高断熱

さらに、マンションはRC(鉄筋コンクリート)なので、性質上、どうやっても高気密高断熱になります。特に気密性能を表すC値は1.0くらいなので、世の中の戸建住宅より、はるかに高性能ということになります。

キッチンのレンジフードを回している時に玄関ドアを開けると、重くて開けにくかった事ないですか?あれが、気密性能が高い証拠です。

戸建は丸裸

一方、戸建てはどうでしょうか?

上下左右、外ですよね。つまり丸裸です。なので、ちゃんと建てないと、夏めちゃ暑くなります。特に、太陽の影響をもろに受ける屋根の断熱をちゃんとやらないと、2階が暑くて灼熱地獄になります。

また、戸建て住宅は、東西南北に窓を付けることができるので、窓からどんどん熱が入ってきます。

戸建の気密性能は施工次第

さらに、木造の戸建てのだとRCと異なり、気密性能も工事の質によって大きく変わりますので、気密施工しないと、どれだけエアコンで冷やしても、家じゅうの隙間から熱風が入り込んできます。

ちなみに、鉄骨の戸建住宅だと、そもそも気密施工が難しいので、性能を重視して戸建を建てるなら、木造住宅を選択して、気密施工をしっかり行いましょう。

まとめ

戸建を建てるなら、性能を無視しないこと!まじで暑くなるよ!

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