【エッセイ】そこの君！最近、貴重な人生無駄にしてる～？
やあ。
ところで、僕は人生を無駄にするのがだーいすき！！
なぜかというと、何も生み出さない時間というものの存在自体が好きなのもあるし、ノースケジュールというものも好きだから。
だけど、僕の周りには「昼まで寝てるなんて時間の無駄じゃーん笑」などと、どの立場から言っているのかわからないアホ共がいくらかいるので、すごく困る。だって言い訳のしようがないんだもの。どう考えても貴重な若さと有限な時間を無駄にしているには変わらないわけだし。
だから、僕の中に、ささやかながらもたしかに存在している、その「これでええんか？」という感情をブッ殺すために、こんな記事を書いてみようと思う。題して・・・
「こうして時間無駄にする～♬
そいつがおーれのやり方～♬」
である。要するにこんなことで僕は時間を無駄にしている」などという、どう考えてもダサすぎて人に言わないほうがいいことをあえて書いてみようと思う。さぁ、いってみよう。言い逃れの間へ、ようこそ。
１．Google画像で「山田杏奈」と検索して、1時間眺める。
これは、おそらく月に少なくとも2回はやってしまう。
僕は以前書いたいくつかの記事でも、女優の山田杏奈さんのことを「100年先も応援する女優」と称して、まさに「One Love」な約束をしているほどのファンなわけだけれども、最近、ちょっとそれがエスカレートしはじめてきている。
この行為は大体夜中の1時くらい、ベッドに入ってスマホをいじる時間、まぁほとんどの若者がやってしまいがちな時間に行われる。
ふと山田杏奈さんの画像が見たくなり、杏奈さんのTwitterを遡りまくる。そして一通り見たら、自分の画像アプリに保存してある「山田杏奈」ファイル（まだ421枚しかなくて、ほんとまだまだっす）を見る。それでも足りないと、ついにGoogle画像で検索するという最終段階に行き着く。
とりあえず新しい画像を見つけたらとりあえず保存。有無を言わさず保存。そしてその画像の出どころ（大体はインタビュー）の文章を読む。当然ですよね。推しの至言なのですから。
話変わるんだけど、文字も読まずに画像だけ保存する人、考え直せ！！推しの言葉は一言一句読むべきだ、どう考えても。それにネットの情報を鵜呑みにしないようにする練習にもなる。どう考えても習慣づけたほうがいい。
そしていろいろな記事を読み、画像を保存しているうちに、1時間などという時間はすでに過ぎている、というわけだ。
この行為は、なぜか僕の周りの評判があまりよくない。どうやら「キモい！」と思われているよう。ただ、言わせてもらうと、YouTubeでたいして興味もない動画だったり、別に見なくてもいい都市伝説みたいな動画を見ている時間が、これを読んでいる諸君には当然のようにあると思うが、その無駄な時間と何ら変わりないのである。むしろこっちは好きなことに費やしているのだから、こっちのほうが「わかる～」と言われて然るべきなのだ。
ただ、自分でもこの行為が広く受け入れられない要因のいくつかには当然気づいている。まず1つ目は「画像」であるということ。なぜかこれが動画になると「あぁ、私もやります」などと、アイドルが好きな人が共感したりする。ただ画像になると、「それはちょっと（笑）」などと抜かす。やっぱりこれは現代人特有の「受け身」スタイルというか、ほんの少しのリサーチで手に入ってしまう情報や娯楽を享受しすぎた結果、僕のように「好きな女の子をディグる」という、一見、下ネタにしか聞こえないような行為を率先して行う人に、少しの嘲笑を覚えるのだろう。ふん！！いいもんね！！
そして2つ目は「手元に残す」ということ。どうやら僕が大量に画像を保存していることがこれまた嘲笑の対象になっているらしい。昨今のサブスクブームが象徴しているように、現代社会は「手元に残さない」スタイルが主流だ。漫画も本も音楽も映画もぜーーーーんぶオンラインで視聴する時代。それもいいだろう。たしかに便利だ。それゆえ現代人は「所有」という感覚を忘れ、あるものをあるだけ享受しておなかいっぱいになっている。（そのくせ、「女・男を所有する」という、これまた現代病の”恋愛のアチーブメント性”はめちゃくちゃに主流ですけどね（小声））
ただ、手元に残さずにどうやってそれを感じ続け、記憶し続けるのか？「ブックマーク」や「いいね！」などといった、ある種"人任せ"な方法では、いずれ今手にしているものも失われてしまうに違いない。結局のところ、それを手にし続ける方法は唯一「いつでも見られるようにする」しかないらしい。
１.５．山田杏奈の画像をモノクロ化して楽しむ
これも少し前から続けている活動なんですが、ある時ね、ふと「山田杏奈をモノクロで見てみたい」と思ったんですよ。
モノクロで人を見ることってあんまりないじゃないですか。カラーで見るのが現実と一番近いとは思うんですけど、モノクロにしかない「味」というか、それを感じてみたいなぁ、と思ったんです。
善は急げ、ということで、それからお気に入りの山田杏奈さんの画像をとりあえずモノクロ化する、「山田杏奈、ブラックホワイト計画」を開始したというわけなんです。
たとえば、この画像。
当然、カラーでもお美しいのですが、これをモノクロにすると…
おうふ・・・・・
なんですか、この深淵なイメージ、、、
こっちを見つめる目もなんだかより鋭く感じる。
モノクロって、いいよねぇ～
みたいなことを夜通しやっているんです。
なに？
２．エアギターソロの練習をする
こんなのは当然中高生のころからやっているので、もはや無駄ともなんとも思っていないのだが、これを前に友人に話すと鼻で笑われたので書いてみようと思う。
文字通り、ギターを持っている体で、エアでそれを弾くのだ。
時間帯はだいたいこれも夜中。ベッドに座り、イヤホンをさし、自分の好きなギターソロがある曲を再生する。そしてギターパートになると、それをめちゃくちゃ気持ちよさそうにうっとりとねっっっっっとりと、大袈裟に弾くのである。
ちなみにこれを人に見られると、弾くどころか引かれるのでね！！！要注意だぞ！！！
当然、テクニカルであればあるほど、それができた時の達成感はすごい。ただ、僕自身ギターは一切弾けない（Fコードで諦めた）ので、もはや「できる風」なのだが、実際ギターが弾ける人よりも、その弾いている際に醸し出すエクスタシーは引けを取らない（と思う）。
ちなみに最初に挙げたクイーンの「Bohemian Rhapsody」はエアギターソロ初心者にとってかなりおすすめできる1曲だ。テクニカルでなおかつそこまで速くもない。そしてなによりどちゃくそかっこいい。
当然、実際に弾くのは鬼難しいとは思うが、エアであればコードや指使いなんかはまったくもって必要がなく、ただ準備するのは「できる風」の演出のみなので、とりあえず目を閉じて、指をキュイーーンの形にすれば…ほーら！様になってきたじゃんか！！
Bohemian Rhapsodyができたら、次はビートルズの「Let It Be」なんかもいい。ジョージ・ハリスンのギターソロ。めちゃくちゃかっこいいやつ。
このギターソロのいいところはやっぱりスライドギターですよね。指をキュイーンとさせて、ギュイーンという音を出すそれです。やっぱりギターソロってのは、速弾きもいいですけど、テクいことするのもこれまたありですから。あ、あとおすすめなのは、スライドギターを決めたときには、顔をぎゅっとしかめて、気持ちよさそうにするんですよ、これは本当にもう、鉄則です。
ここまでやってるとやっぱり本物のギターが弾きたくなるんですよ、ただね、やっぱりギターってめちゃくちゃ難しいですから。何度僕は「エアギター階級」から「ガチギター階級」に上がろうとしたことか…軽量の度に「うーん、次だね」と言われ、未だに成功ならずです。
やっぱ時間を無駄にするのはいいですよ。無駄なことしてる時って本当に心が洗われますから。どう考えても全人類におすすめしたいのに、無駄不要論が浸透しすぎているせいで、僕は引き続きこうやってしつこく発信するしかないようです。
だから、今回の記事で僕が言いたいのはね、寝る前にエアギター練習しろ！好きな女優の写真ディグれ！なんか意味わからない都市伝説の動画見ろ！部屋を隅々まで掃除しろ！ティーバッグタイプのウーロン茶を冷蔵庫で作り置きしろ！たいして好きでもない芸能人のインスタライブ見ろ！下着を畳みなおせ！メルカリで品定めしろ！元カレのインスタ探せ！お香を焚け！3週はした漫画読み直せ！卒アル見ろ！1回だけ見てしまい込んだアイドルの写真集開け！とりあえず何かし続けろ！以上！！
小金持ちの皆さん！恵んで恵んで！