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"高野連"を"高体連"に

 「100年に1度のアイドル」と聞いて、大正時代の白黒で映る人物と4Kで映る人物を比べるのは雑すぎないかと思うシエスタです。そもそもあなたは何歳ですか...
(※蔓延る100年に1度の◯◯)

 さて今日は、『"高野連"を"高体連"に』というテーマでお伝えします。高体連に加盟することで得られるメリットについて整理していきたいと思います。次世代の準備に役立つと嬉しいです。

※高野連(日本高等学校野球連盟)
※高体連(公益財団法人全国高等学校体育連盟)

高体連に加盟するメリット



①教育(課外活動)として扱うことができます。
高野連は、高校野球を「教育の一環」として掲げているのにも関わらず、結局はお金稼ぎ(数字稼ぎ)です。当然、運営にはコストがかかるのでマネタイズすることを否定するつもりはありませんが、適切な場所に適切な額を流す(使う)べきです。
 また、チーム単位の商業的な利用を禁止しているのにも関わらず、自分達だけお金稼ぎ(数字稼ぎ)に奔走しています。この摩擦はフラットにするべきだと強く感じます。これだけチームや個人に影響力を持てる時代に、この縛りによって高校野球が小さくなってしまっては本末転倒です。日本にしかない文化が廃れてしまったらもったいないなと思います。

②世間の流れを反映できることです。高校野球が教育機関の傘下として存在することで、現場の教員や世間が声を上げやすくなります。1番頑張っている現場(指導者や教師)がトップの顔色を伺うことなく技術指導やチームマネジメントができます。トップが現場の足を引っ張るようではいけません。
 また、時代の流れに合わせた野球活動を行うことができます。高校野球は、プロ野球でも米国野球でもありません。グローバルな視点を持つことは肯定できますが、競技性が強くなりすぎてはいけません。あくまで"高校"野球をやるべきです。

③既得権益を崩せることです。マスメディアとの関係をリセットできます。そもそも、個人で発信できる時代に、大手マスメディアに頼る必要はありません。女子野球に注目が集まったのはSNSの影響力です。個の力で世間を動かせることが証明されたので、大手マスメディアは不要なのです。
 他方で、決定権を持つ世代は「SNSで不利益を被ったらどうするのか?」と言及されますが、「SNSでトラブルが起きた時は個人及び保護者の責任だ」というのがアンサーです。違法なことやトラブルがあれば法で裁かれるべきです。
 これと類似する問題が学校でも起きています。学校で配付されたタブレット端末の中で誹謗中傷や他人を攻撃する問題が起きています。この第一義的責任は学校ではなく、個人及び保護者の責任です。残念ながら、この見極めができない大人が意外と多いのです。
 既得権益がなくなることで、高校野球でも新しい挑戦ができそうです。いずれにしても、今後高校野球はトップやり方次第で良くも悪くもなります。

未来像



 タイトル回収になりますが、高野連を高体連にするべきです。現に決定権を持つ方々は、高校野球の未来なんて本気で考えていません。なぜなら、自身のゴールが近いので自分事として捉えることができないからです。つまり、変化できないのは未来に存在しないからで、正解主義をなぞってきた世代に今起きていることを理解するには時間がかかり過ぎてしまいます。
 他方で、時代(時間)は待ってはくれません。今変わることができなくても、決定権が降りてきた時に秒速で動けるように準備をしてください。高校野球は学校の課外活動なので、教育という原点に立ち帰っても面白いなと思います。高校野球に人生を捧げる指導者を応援しています。

 以上、小心者で告白できないシエスタでした。バイバーイ👋

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