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つくる責任、つかう責任

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
 SDGsという言葉は、すっかり定着していますし、この3連休も某テレビ系列でも“SDGsウィークエンド”として特番も放映されていました。
このSDGsですが「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されることが多いと思います。SDGsとは、2015年9月開催の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、その中に記載されている2016~2030年の国際目標のことを指します。
さて、日本では2016年5月、内閣府内にSDGs推進本部が立ち上げられ、同年12月にSDGs実施指針が策定されました。外務省 国際協力局 地球規模課題総括課の資料には『「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標。』とあります。
そう、2030年までの目標なんですね。似たような言葉でESGというのもありますが、これはまた次の機会に。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/sdgs_gaiyou_202009.pdf
さて17の国際目標については、この様な画像をよく目にすると思います。では、この17の目標の1つ1つをみたことありますか?

ここで17の目標を羅列してみますね。
1貧困をなくそう  2飢餓をゼロに 3すべての人に健康と福祉を 
4質の高い教育をみんなに  5ジェンダー平等を実現しよう 
6安全な水とトイレを世界中に 7エネルギーをみんなに。そしてクリーンに 
8働きがいも経済成長も  9産業と技術革新の基盤を作ろう 
10人や国の不平等をなくそう 11住み続けられるまちづくりを 
12つくる責任、つかう責任 13気候変動に具体的な対策を 
14海の豊かさを守ろう 15陸の豊かさも守ろう 
16平和と公正をすべての人に 17パートナーシップで目標を達成しよう
どうでしょう?貧困や飢餓、健康と福祉、教育、安全な水とトイレといった、途上国への支援を念頭にしたものが多くあります。また、クリーンエネルギーや気候変動、海と陸の豊かさといった、地球温暖化を意識したものあります。さらに、ジェンダー平等や働きがい、不平等をなくすといった、人間としての根源的なところも目標になっています。
さて、ワタシが目を引いたのは「12つくる責任、つかう責任」です。これは、世界で生産されている食品の約3分の1(13億トン)が捨てられていると言われています。また、日本の学校給食でも、児童や生徒1人当たり、1年間に約7.1kgの食べ残しがあるとも言われています。よって、ここの例では食品を作るヒトも需要に合わせて作る、作りすぎて廃棄しないという事と、消費するヒトも食品をムダにしない。食べられる分だけで、食品を余らせて腐らせるとか廃棄を避けるという事だと思います。
 さて、ワタシは資産運用を行う企業にいます。ワタシが作っているのは<投資信託>という商品です。これを銀行や証券会社といった販売会社を通じて投資者の方々に届けています。
ひとつは、投資者にとって安定的で健全な資産形成に資するための一助になればとの思いからなのですが、そういう意味ではワタシたちは少なくとも期限のない、安定的な投資信託を投資者に届ける義務と責任があります。
また、投資者にも、資産分散・時間分散・長期投資の利点を理解し、さらに国が用意したNISAやiDecoなどを利用することで、強い言葉で言えば正しい資産形成を行う責任があります。少なくとも市場の上昇・下落に一喜一憂し、投資を止めたりしないことが必要だと思いますし、投資信託の作り手であるワタシたちも投資者が判断できる情報を正確に、迅速に伝えて行く義務があると思います。
そして、もうひとつは投資者が拠出した資金を先ほどのSDGsの目標達成に資する企業や国を正しい目線で選択・投資することで、そのリターンを投資者に配分する事だと思います。
 
 さて、今日の1曲はワタシが初めて購入したレコードです。浅田美代子さんの「赤い風船」です。この歌の歌詞には「しっかりと握りしめた 赤い風船よ なぜだかこの手を するりと抜けた 小さな夢がしぼむ どこか遠い空」とメロディーとも相まって少し悲しい感じです。さらに「なぜだかこの手に 涙がひかる しょんぼりその家に 灯りともる頃 こんな時 誰かがほら もうじきあの あの人が来てくれる 優しい歌 うたってくれる」と、最後まで続くのですが、あの人が<帰ってくる>のではなく、<来てくれる>という歌詞には、小さい頃から少しばかりの恐怖を感じながら聴いていました。いま歌詞を見ても、やはり理解できないですね。何処かに連れていかれるのかと、心配になりますね笑 
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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