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よりよいコミュニケーションを目指して

出張で移動を続けていたら、そこそこ疲れた気がする。今週は、東海、関西、東北でした。

それぞれ大浴場があるホテルで湯に浸かれたのはよかったけど、毎日違うところにいるのはやはり落ち着かない。もうちょっと心に余裕があれば楽しめたのだろうけど。

このところ忙しすぎて体調を崩した部下がいた。とりあえず数日休んだらある程度は回復し、「就労はしてよい」との診断も出て、何より本人は「会社に来るのは楽しい、休みたくない」と言っているので、適宜様子を見てやっていくことになった。
原因は、一時的な業務過多だけでなく、部門内の人間関係や、周囲からのプレッシャーを本人が感じていたということも聞けて、それは話してくれて本当にありがたかったのだけど、こういったことにマネージャーとして向き合うのは初めてで、かなり神経をすり減らした。産業カウンセラーの資格保持者なのだけど、勉強してなければもうちょっとやられていたかもしれない。

この件に関連した報告と、問題の対処を求める際、直属の上司には出張先から電話で話せたものの、部長には直接電話で話せばよかったがタイミング悪く繋がらなかったので、この長めのチャットを飛ばした。私の言い方も、あとから思うと独断的なところがあり、まずい部分があったが、部長も大概気が短いところがあるし、返事も深夜だったからか、酒が入っていたからか、部下への評価が私が思っていたより辛辣で厳しく、一方で、あながち間違いでもない部分もあるので堪えた。翌朝オンラインで会話をすれば、まぁあなたの言いたいことはわかるよ…というレベルには至ったのだけど、だったら深夜にあんなテキストの応酬をすべきではなかったし、私が翌朝まで待って話すべきで、「早く対応しなければ」と焦った結果、短絡的な対応を取ってしまったと反省した。


夜中に他人と長文テキストのやり取りをしない。人間関係の基本中の基本だよ、素直ちゃん。

何かを話すときに、本当に必要な情報共有なのか、自分がラクになりたいために話すのかをめちゃめちゃ考えながら過ごしているのだけど難しい。Can you keep a secret?に耐えられる人間であるかを常に自分に問うているわけです。
あとは、自分が嫌われたくないと思っていないか、相手をコントロールしようとしていないか。そういうことを考えたり振り返ったりしながら他人と接している。一度発した言葉は撤回できないし、どんな言葉も伝わった時点で相手に何かしらの影響を与える。長い目で見れば何がいいのか悪いのかは全然わからないけど、発する前に考え、発したあとに振り返ることで、少しでもよいコミュニケーションができたらと思う。

そんなことは普段からある程度考えながらやっているけど、今週はより一層気にかけながらやる必要があった。かつ、冒頭のとおり出張が多く、関係者と顔を合わせる機会がなかったせいで、オンラインやテキストでのコミュニケーションに頼りがちだったこともあり、過敏になっていたんだろうな。


昨日ひさしぶりに、本人含む関係者と顔を合わせて話をしたら、お互いに「聞けてよかった、話してよかった」という発言があった。やっぱりリアルでコミュニケーションするのは情報量が違う。まだまだ懸念事項は解決していないけど、かなり安心はした。


話がそれるが、都知事選の結果を見て、自分が認識している世間(主にSNS)が、一般的な世間から乖離しているとあらためて感じている。それを理解しているので、この数年かけてSNSの付き合い方を変えたり、本を読んだり、創作をやったりしているのだけど、それでもなお、なわけだ。

やっぱりスマホ叩き割って外に出て、周囲の人間とリアルで話すしかない。寺山修司もそんなこと言ってた気がするし。


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