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「鬼滅の刃」がこれまでと違うところは「ネタバレ」な気がする。

少し時事ネタです。この記事を書いている2020年10月20日ですが「映画 鬼滅の刃」が恐ろしい記録を出しています。

この記録やコンテンツの凄さは言わずもがな、過去最高だろうと思うのですが、今回のこのアニメ映画。これまでのアニメ映画と少し頃合いが異なる気がしてるのです。僕が何に気になってるかというと、

「ネタバレ作品である」

ということです。通常、アニメ映画、特にテレビでやっているアニメの映画化というのは、映画オリジナルの脚本・ストーリーが普通です。例えばドラゴンボールやワンピースなど映画オリジナルのストーリーでの展開が多くあったように思います。

しかし、今回の「鬼滅の刃」はそうではなく、TVシリーズの続きなんです。つまりコミックでネタバレしてる状況ということになります。話はすでにわかっているわけです。

例えば、ワンピースの映画が公開され、ストーリーが公開初日にネット上で「ネタバレ」として呟かれたりしたら「ちょっと待ってよ!」となるでしょう。今回「鬼滅の刃」はストーリーがどうなるか、つまりコンテンツを情報のレベルではすでに伝達されているのです。多くの人が、すでに内容も展開も知っているのです。

でもヒットしています。とてつもなくヒットしています。

では、何でみんな映画館に行っているのか?です。それはおそらく、「確かめる」という行為をしてるんじゃないでしょうか?つまり、コンテンツの内容もさることながら、どんな表現をしたのか、どう味付けしたのか?を確かめに映画館に足を運んでいるのでしょう。

これは、これまでのアニメ映画というコンテンツではなかなかなかった傾向かなと思います。原作が小説であるものが映像化とか漫画が実写化など畑が変わる場合ではよくあったものだと思いますが、今回の状況は少し面白い傾向だと感じてします。

「ネタバレから価値が生まれていく」というものが今、世間で爆発ヒットしています。このとこから考えると、また新しいプロモーションの方法が見えてくるのかもしれません。しかし、そこにはコンテンツが強いという圧倒的なものが必要なのですがね・・・。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!