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「直(ちょく)で」という時代の到来?

中間がなくなってゆく

様々な環境において、間が抜けていく状況を感じています。例えば、販売というもの。今やメーカーが直接Webサイトなどを使って直接販売をしています。特に化粧品や健康食品はその形が大きく出ていますよね。電化製品でみても大型量販店は毎年厳しい状況にあるようです。量販店の役目はECが担ってきていますし、その役目の多くはAmazonでしょう。

小売という業界はAmazonとの戦いを余儀なくされていますし、これからも戦わざるを得ないのでしょうが、「中間」が少なくなり、「直(ちょく)で」が増えているのは感じます。

例えば、物流。いわゆる「ラストワンマイル」というものは大手物流での大きな課題です。

こちらの記事にもあるように、コストと内容の見合いがよくないようです。そしてそこにある元請け下請けの構造も現状ではよくない様相です。記事にもあるように、ここでUber的な物流が紹介されていますが、これも「直(ちょく)で」の形です。

例えば、情報。インターネットが発達し、SNSが普及したことにより情報すらも「直(ちょく)で」届けられるようになりました。僕はこの情報が「直(ちょく)で」伝わる環境がある今だからこそ必要なものが伝え方だと思ってこのnoteでいろんなことを発信・実験しているわけですが、この「直(ちょく)で」伝えることについて改めて気づいたことがあります。

「直(ちょく)で」を作るには繋がりが必須

当然のことなのですが、これが意外とおろそかになりがちなような気がしています。今、この繋がりを作るための各種施策がどうも「直(ちょく)で」の文脈だけで語られていることが多いような気がするのです。繋がりを深めるのは「直(ちょく)で」の文脈で正しいと思いますが、繋がり始める時期というか繋がりを作るタイミングでは、そもそも「直(ちょく)で」は無理です。そこが広報だったり広告のあり方でしょう。ただ、当然ですが、その先にある「直(ちょく)で」に続いていく広報や広告でなくてはなりません。つまりは戦略的に「直(ちょく)で」の環境を作る必要があるのです。

ありきたりに「バランス」

要はバランスでしょう。もうありきたりな言葉で申し訳ないのですが、結局はそこに行き着きます。ちょっと話はずれますが、自転車の運転を思い出してください。バランスをとる時、こけまいと足元というか近い位置ばかりをみているとこけますよね?バランスをとる時は少し広い視野にしなければなりません。ヤジロベーだってそうです。片方だけをみていたらバランスをとるのが難しい。両方の端を見る必要があります。

「直(ちょく)で」の時代はくる。だから・・・

技術が発展し、働き方が見直され、社会構造が変わっていくと「直(ちょく)で」が増えるでしょう。その時代は間違いなくきます。その時に必要なバランスについては先ほど言った通り。いわゆる「じゃないほう」もちゃんと含めて考えないとなと思います。なぜなら、僕らはそう簡単じゃないからです。

さらにいえば、我々が今学ぶべきは先進のものではなく、昔なのかもしれません。そもそも「直(ちょく)で」の時代の方が長かったわけですから。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!