見出し画像

「アフター鬼滅の刃」のプロモーションが気になる

時事ネタですが、このニュースを見てやはり感じることがありますので、短めになりますが、今日はこのテーマで。

とにかく、この記事を書いている2020年10月末の段階で「鬼滅の刃」の勢いはとてつもないです。毎日のようにニュース番組でやってるイメージがあります。特に朝の情報番組では。。。

・・で今日取り上げた記事です。オリコン週間コミックランキングで全巻で独占だそうです。全22巻が1位から22位です。

一言で「なんじゃこりゃ!」な状況ですね。まずもってすごいの一言ですが、ここから何を感じたかと言うと、

1:コンテンツの楽しみ方が変わってきた
2:プロモーションの仕方が変わってきた
3:このやり方がこれからどうコピーされていくのか

1:コンテンツの楽しみ方が変わってきた

先日も書きましたが、鬼滅の刃の映画ははっきり言って「ネタバレがあらかじめされているコンテンツ」なのです。通常の映画用の脚本で作られているわけではなく、原作の・・しかもテレビアニメの続きであるコンテンツです。少し余談になりますが、映画の冒頭で「鬼滅の刃ってのはね・・こういう登場人物がいてね・・」という説明はされていなく、「ご存知ですよね」という感じで、そのままテレビアニメの続きをやってるというのも特徴かと思います。

話を戻します。映画としては新作ですが、内容としてあはすでに既知のもの。そのある意味、ネタバレコンテンツを楽しむというものになっていると思うのです。

さらに、今回コミックが売れている。しかもランキングを見ると確かに最新刊が1位なのはわかりますし、第1巻が上位なのはわかります。注目は2位です。いわずもがな、映画の舞台になっている無限列車編、煉獄さんの表紙の8巻です。これは間違いなく、映画の影響があることでしょう。ここでも同じ「ネタバレコンテンツ」への反応であると考えられます。

コンテンツの楽しみ方というか、コンテンツとの関わり方、消費の仕方が変わってきているのかなという印象を受けます

2:プロモーションの仕方が変わってきた

確かに今回の映画でもテレビCMをしています。していますが、そこまで多くないという印象があります。確かにテレビを見る人が少なくなったからということはあるでしょう。しかし、じゃあインターネット広告は?という話になります。僕の印象ですが、そこまでインターネット広告も使われていないように思うのです。

変わって、今回「鬼滅の刃」はコラボが非常に多いと思っています。いろんなコラボをすることでプロモーションを行い、消費者の承認欲求を後押しするものとして(なんて言い方だ笑)どんどん勝手にアピールし、それはぶっちゃけただの個人のアピールでしかないのに、拡散されウネリを起こしています。まさしくインターネット時代のプロモーションじゃないでしょうか。

先日newspicksであった、「鬼滅の刃」に見る日本アニメのポテンシャルという特集でもありましたが、

このコラボというやり方はコナンやワンピースなら予測がつくのでやるけども鬼滅は不確定な中でやったのはすごい(意訳)

とありました。なるほど、かなりのマーケターがいたのでしょう。裏側が知りたいですね。誰かつなげてください(ぼそ)。

3:このやり方がこれからどうコピーされていくのか

このどハマり、どヒットをしている「鬼滅の刃」のプロモーションの仕方。おそらくこれ以降、このようなやり方は増えていくでしょう。そうすると、我々消費者のコンテンツの楽しみ方は変わってくるでしょうし、コンテンツに求めるものも無意識に変化しそうです。

問題はプロモーションの仕方です。「どうコピーされるのか」というこの「どう」が気になるところですね。まんまコピーをしても、それは「鬼滅の刃」ではないから同じようにはいかないでしょう。

今回のムーブメントをどこまで因数分解して、その因数をどの角度で見るか。そして、そこから得られたものをどうアプローチしていくか。

面白そうですね。アフター鬼滅の刃で、何か面白いことをするならば、このヒットしているこの状況をどう捉えるか、とても面白い題材です。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!