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その費用は何の費用?

仕事をしているとその費用を考える、費用算出/見積もりというものが必ず存在します。この費用は何の費用かということをしっかり説明できるようにしておくことが大切だということは誰しもわかっていると思いますが、なかなかこの説明をうまくできることがないのです。

例えば、大きく分けて、作業費用と技術料に考えてみたらいいと思います。

それぞれの費用は読んで字のごとくですが、作業費用はぶっちゃけ誰がやっても時間単価は同じです。代わりがいるものといってもいいかもしれません。

変わって技術料は、わりと属人化します。(願わくば組織レベルで技術料がからることができればいいのですが、そうなるためには大きなブランド力が必要かと思います。)その人が持っている技術がどうかということで価値が決まってくる。そのような費用です。

作業費用だけで費用全体を考えてしまっていると、価格競争やそもそも「DIYでいける」という方向へ向かってしまい結果的に金額は下がっていきます。変わって、技術料という「価値」を提供していくと秀でていれば金額は保たれる、もしくは上がります。

例えば、美味しいラーメン屋がお土産品として「あの名店のラーメンが自宅で食べられる」というものを売っていたとしても、人は「家でいい」に100%なることはないのです。そのラーメン屋に技術料に見合うものがあれば、家ではなく店にわざわざ行ってお金を払います。このとき人は、わざわざ行くという時間すら支払っているとも言えます。そこまで含めて費用と捉えると技術料というのはバカにはなりません。

自宅にハサミがあれば、自分で髪を切ることはできるのにお金を払って美容師にきってもらうのは技術料を買っているから。

と考えると費用の考え方も少しは代わり、仮に高額だとしてもそれに見合うものを技術として提供できれば・・・と遠い目で自分に目標を持たせている土曜日です。

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