★劇評★【ミュージカル=ラ・カージュ・オ・フォール ~籠の中の道化たち~(2018)】

 米演劇界の最高の栄誉であるトニー賞を初演と2回のリバイバル公演(再演)のすべてで3回も獲得したブロードウェイミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」が帰ってきた。日本では劇団四季時代から互いを高め合ってきた鹿賀丈史と市村正親のコンビが実現してからちょうど10年目。東宝・ホリプロ企画制作のミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール ~籠の中の道化たち~」は、互いを知り尽くした名優同士の唯一無二のコンビネーションの上で、芸達者な俳優たちが自由に駆け巡る、洗練された楽しさがいっぱいの作品に仕上がっている。演出は山田和也。
 ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~」は、4月13~15日に静岡市清水文化会館マリナート大ホールで、4月20~22日に大阪市の梅田芸術劇場メインホールで上演される。それに先立つ3月9~31日の東京・日比谷の日生劇場での東京公演、4月7~8日の福岡県久留米市の久留米シティ・プラザザ・グランドホールでの久留米公演はすべて終了しています。

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