古馬重賞の東京新聞杯・京都記念の結果
2月の前半には全部で5つの重賞レースが開催されましたが、古馬の重賞は東京新聞杯・東京都記念です。
2月7日に東京競馬場で行われた東京新聞杯
まず2月7日に東京競馬場で行われた東京新聞杯は、荒れる要素がたっぷりのレースでした。
1番人気は昨年の富士Sを勝利しているヴァンドギャルドですが、このまま昨年の東京新聞杯は敗れています。2番人気はルメール騎手が騎乗するトリプルエース、3番人気は牝馬のシャドウディーヴァでした。
レースがスタートすると予想通りダイワキャグニーが内枠から逃げますが、2番手や3番手の馬もプレッシャーをかけます。そんな状況で4コーナーをカーブして最後の直線に入ると、横一線の状態。残り400m地点を過ぎたあたりで道中前目にいたエメラルファイトが抜け出しを図ります。しかし競馬セブンの意表を突き、内や外から大勢の馬がやってきます。
最後はカラテとカテドラルが接戦になったもののカラテが勝利。騎乗する菅原明騎手は記念すべき重賞初制覇となりました。2着のカテドラルは12番人気、3着には唯一の牝馬シャドウディーヴァが入り、3連単は267,610円という高額配当となりました。
2月14日に阪神競馬場で行われた京都記念。
京都競馬場が使用できないので歴史あるこのレースももちろん阪神開催。
1番人気はラヴズオンリーユーですが、オークスを制して以来勝ち星がないのは心配材料です。今回はデムーロ騎手から川田騎手に乗り替わっての勝負。2番人気はダービー馬のワグネリアンですが、大きな手術明けなので不安視もされていましたね。そして3番人気は小回りが得意なステイフーリッシュ。
レースがスタートするとハッピーグリンがハナを切りますが、2番手にはステイフーリッシュが続きます。そして大きな差が開いてダンビュライトが続き、そしてまた間が空くという比較的縦長の流れ。
と思っているとレースが進むに従って馬群が凝縮します。3コーナーまでに動き出す馬もいたりバテる馬もいたり。最後の直線に入る頃には終始2番手を進んでいたステイフーリッシュが先頭に立ちます。
このまま押し切るかと思われたところ、その外から1番人気のラヴズオンリーユーが猛追し、ゴール前では追うのをやめるくらいの圧勝ぶり。2着はステイフーリッシュ、3着はダンビュライトという結果で、ワグネリアンは敗れたものの比較的堅く収まりました。
東京新聞杯は今年のマイル路線を占い、京都記念は中距離やクラシックディスタンスの路線を占います。カラテの勝利やラヴズオンリーユーの復活は本当に感動的でしたね。
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