13頭が最強牝馬に挑んだ2021年の安田記念
アーモンドアイが引退した今、最強馬争いが勃発しています。やはり短距離路線を見てみるとグランアレグリアが抜けた印象で、それは安田記念のオッズからも見て取れました。
6月6日に東京競馬場で行われた安田記念は、天候は曇りながら、良馬場で開催されました。
前走ヴィクトリアマイルで圧勝したグランアレグリアが単勝1.5倍でした。
2番人気のインディチャンプは7.0倍ですから、グランアレグリアがどれだけ抜けていたかわかるはず。
3番人気は3歳時に強さを見せ付けたサリオス、4番人気は4戦3勝2着1回でNHKマイルCを制しているシュネルマイスター。
他にもダノンプレミアムやダノンキングリー、ラウダシオン、ケイデンスコールetc.
スタートが切られてまずダイワキャグニーがハナを切ります。それに続いて人気薄のトーラスジェミニ。デムーロ騎手が騎乗するラウダシオンやダノンプレミアムも前目につけており、道中は適度にバラけた展開。
競馬セブンが見守る中、3コーナーをカーブして4コーナーに差し掛かり最後の直線に向くと、各馬が必死に追い出しはじめます。ダイワキャグニーが途中まで粘りますが、後続の馬たちに徐々に飲み込まれはじめます。
そんな中でインディチャンプが先頭に立ち押し切ろうとしますが、なんと内からグランアレグリアが、そして外からがダノンキングリーが強襲します。
結果的にダノンキングリーが勝利を果たし、初めてのGI制覇となりました。
この馬の3歳時代の実力を見ているとGIを勝ってもおかしくない実力があったのである意味当たり前ですが、ハナ差で敗れたグランアレグリアが負けてしまったことも衝撃的です。
グランアレグリアの敗戦理由はいろいろとささやかれていますが、ヴィクトリアマイルからの期間的な問題が特に話題にあがっていました。3着には3歳馬のシュネルマイスターが入り、3連単は110,420円と10万馬券になりました。
今回勝利したダノンキングリーは川田騎手が騎乗していて、実は初コンビ。同じ馬主のダノンプレミアムではなくダノンキングダムに騎乗したというのは、ダノンキングダムの方が勝機があると感じたのでしょうか…
ダノンキングリーの父はディープインパクト、母父はStormCat。この血統構成は走る馬の血統表でよく見かけますね。
秋のマイルチャンピオンシップで各馬争うことになるでしょう。もちろん別の舞台を選ぶ馬もいるかもしれませんが、今回13頭が最強牝馬に挑んだようなとても熱狂的な安田記念を彷彿とさせるようなレースになって欲しいと思います。
関連記事:よく当たると噂の、競馬セブン(七騎の会)のポリシーって本当?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!