チューリップ賞・弥生賞を終えて
3月5日に阪神競馬場でチューリップ賞が行われ、翌日には中山競馬場で弥生賞が開催されました。
3月5日のチューリップ賞
まずチューリップ賞ですが、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの優勝馬と1番人気馬などが出走し、高レベルなレースとなりました。
1番人気はGI勝利馬ではなく、阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気になったナミュールです。テン乗りとなった横山武史騎手が騎乗するということでも注目を集めました。
2番人気はGI馬のサークルオブライフで、3番人気はデビューから3連勝し、阪神ジュベナイルフィリーズで0.2秒差の3着に入ったウォーターナビレラ。
その他にもステルナティーアやルージュスティリアなどの話題の馬も出走していました。
レースがスタートすると、ルージュスティリアが大きく出遅れてしまいます。まずハナを切ったのはジャマンで、そしてそれに続いてサウンドビバーチェという展開です。
道中はあまり動きがありませんでしたが、3、4コーナー中間地点に差し掛かる頃には、馬群がぎゅっと凝縮されました。
最後の直線に入ってしばらくして先頭に立ったのはサウンドビバーチェ。しかし人気馬たちも黙っていませんし、もちろん人気薄の馬も内から迫ります。
結果的にはすごい脚で外から差してきたナミュールが優勝を果たし、2着にはうまく内をついた1戦1勝のピンハイ、そして3着には唯一のGI馬のサークルオブライフが入りました。
3月6日の弥生賞
3月6日の弥生賞ディープインパクト記念も注目度たっぷりのレースで、唯一のGI馬(朝日杯フューチュリティS)のドウデュースが1番人気。
2番人気はデビュー戦こそ敗れたものの、未勝利戦とリステッド競走を連勝したインダストリア。
そして3番人気にはアイビーSでドウデュースから0.1秒差の3着に入った実績のあるアスクビクターモア。
他にも川田騎手が騎乗するジャスティンロック、そしてボーンディスウェイなども話題になっていました。
スタートが切られると、競馬セブン注目のリューベックが果敢に先頭に立ちます。それに続いたのは3番人気のアスクビクターモアで、続いてボーンディスウェイといった隊列です。
それほど大きな位置取りの変化は最後の直線を迎えるまでありませんでした。4コーナーをカーブして直線に向いた時点でアスクビクターモアがリューベックをとらえにかかります。
その後は抜け出しますが、外からドウデュース、そしてボーンディスウェイも脚を伸ばします。
勝利したアスクビクターモアは皐月賞と同じ舞台で優勝したわけなので、当然本番の皐月賞でも有力視されるでしょう。
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