2021年12月前半のGIを振り返って

競馬好き

12月5日に中京競馬場でチャンピオンズCが行われ、12月12日には阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズが開催されました。秋競馬から冬競馬に移行するこの時期の非常に重要なレースです。

■チャンピオンズC(12月5日、中京競馬場)

まず注目すべきはチャンピオンズCでしょう。このレースはフェブラリーSと並ぶ中央競馬のダートの大レースであり、良馬場の中で行われました。やはり注目は桜花賞と阪神ジュベナイルフィリーズを制している白毛馬のソダシです。

実際にレースの少し前までは1番人気でしたし、何よりも父が初ダートで圧倒的な強さを見せ付けたクロフネという点も人気の後押しをした感じです。

またソダシの母は現役時代にダートである程度活躍したブチコ。初めてのダートがGIレースというのはマイナスですが、これは注目せざるを得ませんよね。

その他は最終的に1番人気になった競馬セブン期待の馬、テーオーケインズ、ディフェンディングチャンピオンのチュウワウィザードなどが有力視されていました。

レースがスタートするとソダシがハナを切り逃げます。続いて武豊騎手が騎乗するインティ、そして人気薄のアナザートゥルースなどが続きます。

道中はそれほど馬順が入れ替わることなく4コーナーをカーブし、最後の直線に入ります。早々にソダシは下がり始め、その後あっという間に1番人気のテーオーケインズが抜けて、あとは突き放す一方。

2着のチュウワウィザードに6馬身差をつける圧勝で、3着にはアナザートゥルースが入っています。

■阪神ジュベナイルフィリーズ(12月12日、阪神競馬場)

阪神ジュベナイルフィリーズは2歳の女の子が競い合うGIなので、実力を読むのが非常に難しいです。そんな中凱旋門賞ジョッキーが騎乗するナミュールが1番人気になり、2番人気はルメール騎手のステルナティーア、そしてサークルオブライフなどと人気が続きます。

スタートを切ると1番人気のナミュールがまさかの出遅れ。先頭に立ったのは人気薄のダークペイジ、そしてトーホウラビアン。この2頭が道中では他の馬を引き離していました。

最後の直線に入ると多くの馬が先頭を目指して襲い掛かり、最後は外から飛んできたデムーロ騎手が騎乗するサークルオブライフが優勝。2着には期待の若手の団野騎手が騎乗するラブリイユアアイズが入り、3着はウォーターナビレラでした。

出遅れてしまったナミュールは4着に入っているので、もし出遅れることがなければ…という思いもしますが、これも競馬ですよね。


チャンピオンズCも阪神ジュベナイルフィリーズも人数制限はしているもののファンも競馬場に入場しての開催でしたから、盛り上がっていました。

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