2019年の各種リーディングについて
2019年の競馬も無事終わりました。予想だにしなかった馬の台頭や圧倒的な実力馬の敗戦など、様々な出来事がありました。ここでは競馬セブンが特にお伝えしたい各種リーディング情報について説明していきます。
≪リーディングジョッキー≫
今年途中までは川田騎手がトップをひた走っていましたが、好調のルメール騎手がいつの間にか抜き去り、最終的には164勝を挙げています。続いて2は川田騎手152勝。3位は武豊騎手の111勝であり、2位と3位の差はかなり大きいです。
ルメール騎手がまたまたリーディングに輝いたのはとてもおめでたいことですが、武豊騎手が3位以内というのは恐らくかなり久しぶりでしょう。川田騎手に関しては途中まで独走していたので悔しい思いもあると思いますが、実はこれまでにリーディングジョッキーの座を獲得したことはありません。実力のある騎手なので意外な気はしますが、外国人騎手の台頭により思いがけない強敵が現れたという感じでしょう。2020年もこれらの騎手、そして新たに台頭してくる騎手の争いも見物ですよね。
≪リーディングサイアー≫
リーディングサイアーはある意味では騎手部門以上に毎年上位は固定化されている印象を受けます。もちろんトップは圧倒的な差をつけてディープインパクト(7,681,768,000円)が輝いています。2位はハーツクライ(3,907,151,000円)、3位はロードカナロア(3,328,996,000円)…と続きます。
キングカメハメハは2018年から一気に4ランク落とし、6位。ですが3位にはロードカナロアが入っているので、これから期待できます。
ディープインパクトとキングカメハメハが亡くなり、今後数年のうちに新たな勢力図が見られるはずです。恐らくロードカナロアのリーディングが実現されると思いますが、もしかするとその他の馬の台頭もあるかもしれません。
≪リーディングトレーナー≫
どうしても調教師部門はあまり注目されませんが、1位に輝いたのは62勝の安田隆行調教師。2位と3位が54勝(矢作芳人・堀宣行)なので、安田調教師の手腕が理解できるはずです。
賞金面に目を移してみればトップは矢作芳人調教師で、グランプリレースだけではなくて高賞金海外GIも制したリスグラシューを管理している点も大きなポイントでした。
以上のようなリーディングの結果となりました。
毎年の移り変わりを眺めていると、競馬界を取り巻く現状の変化にも気づくはずです。
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