未来展望委員会は「これからの最大のメガトレンドとはなにか」を考えました
「未来展望するうえで、予測可能なことと、予測不可能なことがあります」
未来社会を展望して、これからの会社の方向を考える、わたしたち女子社員4名と社会文化研究家池永先生の摂津倉庫未来展望委員会は9回目となりました
「今日は予測可能な未来について、考えていきます。この日本の人口推移のグラフには、国や企業の政策や未来を考えるうえで、重要な情報が入っています」と池永先生はグラフをスクリーンに映されました
「このグラフは見たことがありますよね?このグラフを見て、思うことをあげてください」と池永先生からの質問がありました
「このグラフから、いろいろな論点が浮きあがります。未来を展望するうえで、現在地から、予測可能なことと予測不可能なことがあります。日本の人口の10年後20年後は、現在から十分予測可能な未来です。人口推移はメガトレンドで、人口が未来の社会にどう影響を与えるかを読み取ることができます」
1 いままで経験したことのない社会
「人口の推移はこれまでも日本社会を大きく変えてきましたが、これからの日本は、いままで経験したことのない社会に突入していきます。どんな社会になっていくのかを考えていきましょう」
「縮退社会・多死社会・脱家族化社会・モザイク社会など、これまでにない社会イメージがでてきました。そんな社会になるとどんなことがおこるのか?それでどうなるのか?ビジネスを考えるうえで、それでどうなの?を考えることが大切です。それでどうなるのか?をみんなで考えてください」
「良い議論となっています。それでどうなる?と考えるのは、ビジネスで大切です。視点は、未来の社会を生きる人、働く人の視点で考えることです。その人たちにとって価値となるモノ・コト・サービス、課題解決につながるソリューションを考えるのです」
2 人口構造変化の課題は、変化の「スピード」
「日本の人口構造の課題は、人口減少、高齢化、現役世代の減少・人手不足、少子化であることは明らかですが、忘れられがちなのは人口減少、高齢化、少子化の変化の『スピード』です。急速に変化する人口構造に対して、国や自治体や企業が、いかに時間軸を意識して対応できるかです」
「日本は、この50年で、20歳人口が半減した。当然、社会は変わる」
「人口変化はビジネスに影響を与えるのですね」
「1970年に、65歳以上の高齢者の割合が人口の6%を超えた高齢化社会となり、1995年に人口の14%を超えた高齢社会になるなど、日本の高齢スピードが速いと聴いたことがあります」
「変化の内容や触れ幅の激しさへの対応するとしても、変化の速度を考慮しないけないということですね」
「そうです。現在は変化のスピードへの対応が大切です。次に未来を展望するうえでの『人の動き』に変化をあげます」
「このような人を起点とする社会変化は、これからのビジネスを考えるうえで大切であり、新たな社会システムへの再構築は重要ですが、具体的にどう考えるかは後日議論していきます」
3 縮退社会にどう臨むか
「これから、経験しなかった社会を見ることとなります。明治維新以降、拡大をつづけた日本人口は、ついに減少に転じました。経済成長・インフラを拡張しつづけてきましたが、日本は「縮退社会」に入ります。どのように社会を戦略的に縮退していけるかです。縮退していくなか、新たな価値観で、私たちはどう社会で価値創造していけるかが求められます。では、どのような新たな価値観でしたか?」
「人口減少していくなか、賢く、スマートに社会を縮退していく必要があります。どのように縮退するのか、どのような影響があるのかをまとめました」
「この縮退社会の論点は、これからの産業・ビジネスを考えるうえで極めて重要であり、これも、これからの未来展望委員会で、産業・ビジネスの観点から考えていきます。本日の未来展望委員会は、これで終わります」
【ご連絡】
池永先生にご指導いただき、摂津倉庫グループ若手社員中心に作成した「コロナ禍後社会を考えるー未来展望・2030年社会はどうなる?」冊子をご希望の方は、当社にご連絡ください
【摂津倉庫 広報室 (kouhou@settsu-soko.co.jp)まで】
次回の第10回「note摂津倉庫未来展望委員会」は、来週10月22日(火)に配信させていただきます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?