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STAY KOBE《16》鈴蘭台と西鈴を歩く

街と人の絵を描くイラスト作家・こもりあやみが「色々あって神戸に住むのは難しいけど、それでも時間さえあれば神戸を歩きたい」という気持ちで始めたnoteマガジン「STAY KOBE」です。神戸にいる人、神戸にいた人、神戸に行きたいけど行けない人に「今の神戸」をお届けします。(不定期更新)

昭和初期、「関西の軽井沢」として新たに生まれた北区の鈴蘭台。避暑地のイメージから付けられた地名だそうです。
今は神戸のベッドタウンで、仕事や用事がなければめったに行かない場所……というか、わたし自身実は一度も行ったことがありません。

そういう意味では前回の兵庫区と同じで、この企画が神戸の経験値をぐんぐん高めてくれてるような気がします。

今回は新開地駅で神戸電鉄三田行きに乗り換えるところからスタート。
白と赤い車両が可愛らしい。

本当に初めてなんですよ
鈴蘭台の台所?

駅前のダイエー。
と、その先に続く坂道。この後の苦行を予告してる気がする……。

2018年にオープン

スーパーや日用品の店舗がある駅前再開発ビルの「ベルスト鈴蘭台」。区役所やクリニックモールも入ってます。
施設名の由来は「ベル」+「ステーション」+「スタート」。
え?ベルってどっから?と思ったら、鈴蘭台のベルなんですね。あーーー!何で気づかなかったんだ。

前もって調べたところによると、3年ほど前まで駅前の辺りに名物「はちみつ焼き」のお店があったそうなのです。たぶん、写真右側の更地になってるとこ。

「近々移転オープンする」との予告があったけど、コロナの影響か続報がないんだそうです。ネットでも復活を望む人の声がちらほら。食べてみたいなぁ。

駅前の交差点はこんな感じ
壁みたいにそびえるマンション

曇ってるけどこれでも気温30度超えてるんですよ。じっとり暑い。歩くだけで汗が噴き出てきます。

地元民が幾度となく利用してるであろうすずらんホール。
ここから坂道を登って北五葉(きたごよう)の方まで行きます。

北五葉まで来たのは、この後行く西鈴蘭台駅の途中ってのもあるんですけど。
有名な洋食店の「北斗星」に行きたかったんですよ、わたしは。でもその頃ちょうど胃腸炎の治りかけで、おそらくここでハンバーグ食べたらトドメ刺されて再起不能になるのが目に見えてたんで泣く泣く断念。

団地に咲くタンポポ。こんな風景、当たり前にあったなぁ。

TSUTAYA西鈴蘭台店。
ここ数年音楽サービスが変わって、TSUTAYAもお店を減らしたり方向性を変えたりしてる感じですね。地元の垂水はかろうじて生き残ってるけど西宮は2つ閉店しました。確かにレンタルしなくなったもんなー。

藍那口の交差点にある関西スーパー。
ここも普通のお店ですけど、地元離れてる人には「懐かしい」ってなるのかな。
左の方に書いてある学習塾のエディックも地元感丸出しで個人的にグッときます。

味わい深すぎる建物

西鈴蘭台駅に着きました。通称「西鈴」。
駅前スーパーの神鉄 食彩館で買い物がてら涼みます。

去年、ワタナベフラワーのクマガイタツロウさんが神戸市9区に住む企画をしてて、北区に住むとなった時に地元民から「おすすめ」との呼び声高かったのがこちらの「竹屋」。ほんとに改札の横にある。
中は焼鳥居酒屋、屋台ではたこ焼きや焼きそば、チキンナゲットや焼鳥串を売るスタイル。

誘惑に負けてたこ焼き買ってしまいました。

 ほくほく

こ、これでお腹壊したりはしないはず……。
メインであるはずの焼鳥を選べなかった己の貧弱な胃腸が哀しい。

同じく地元民の評判高い「おぎの」。コロッケも売ってる肉屋さん。
西鈴駅前のバスロータリーのとこにあります。

あの、これ全然店内見えないけど大丈夫なんですかね。
意を決して扉を開ける。普通の肉屋。
ご主人が出てきて、コロッケ一つ注文。
「えーっと、なんぼやっけ?96円やったかいな」
100円玉を出す。
奥からおかみさんが出てきてバトンタッチ。
コロッケが揚がって、
「97円でーす」
いやご主人!適当かい!

さくさく

コロッケはもちろん美味しかったですよ。

今回は暑さと胃腸炎のダブルパンチであんまり行けなかったのが残念です。
他にも行きたかったとこは「cafe ハンキーパンキー食堂」、和菓子屋の「のぼり屋」「ほうらく饅頭」あたり。
余裕があれば北鈴蘭台にも挑戦したいです。

帰りの神鉄から見える山々がすっかり夏の顔をしてました。

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ではまた神戸で会いましょう。