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ホルン吹きによるコルチゾールの話

コルチゾールという言葉を聞いたことがありますか?
最近は副腎疲労やトレーニングなどの本で目にすることが増えたように思います。(悪者っぽく書かれることが多いですが、これがないと生命活動が維持できません、最悪死にます。)

抗ストレスホルモンの一種で、元気ホルモンともいわれます。
副腎皮質という腎臓にくっついている器官から出されます。
(ちなみに私は副腎皮質機能低下症により、自力で出せなくなってしまったのでステロイドで補っています。)

このコルチゾールどういう働きをしているかというと、

・高熱が出たとき

・運動をしたとき

・手術や抜歯をしたとき

・暑さや寒さなどの気温

など、様々な身体的ストレスに体が耐えられるようにしてくれています。


ちなみにコルチゾールがうまく出ていないと、

・ひどい倦怠感

・寝ても疲れが取れない

・食欲不振

・抑うつ

等の症状が出てきます。うつ病と誤診されることもあります。


もちろん、コルチゾールは楽器を吹くことでも出ています。
(私の場合、普段生活するためのステロイドの量に追加しないと、演奏できません。体力を使っているのを実感します。)

しかし、このコルチゾールを出す副腎皮質および司令塔の下垂体・視床下部は、本来は身体的ストレスのみに影響するのですが、強い精神的ストレス状態にあり続けると、機能が弱ってしまいます。
(私もですが、原因不明の副腎皮質機能低下症の患者さんが増えつつあるように思います。)


演奏者には精神的ストレス、身体的ストレスがつきものですので、この副腎の機能を守るためには、交感神経と副交感神経の切り替えが重要になってきます。

対策としては

・瞑想および呼吸法

・ヨガ

・規則正しい生活

・栄養面に気を付けた食事

など、呼吸を整えリラックスし、体内時計を整えるのが一番効果的です。

ごくごく当たり前のことですが、体を酷使している演奏者にとっては大事なことですね。


今はコロナで自粛ですが、そもそも飲み会の多い演奏者の方は、朝までコースはほどほどにして、ご自愛くださいね!


副腎皮質機能低下症になって、どう生活をしているか、知りたい方がいたらそれも書いてみようかなぁ?

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