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慢性疲労症候群9年目

今になってこの話?という感じではありますが、まだしていなかったと思うので。

コロナ後遺症から、慢性疲労症候群に移行する方が一定数おられる、という話を昨年くらいからたまに耳にするようになりました。

私が発症したのは2014年の秋で、その当時は病名があるものだとは思ってもおらず、あれ?治ったかな?を一年程度繰り返しながら生活し、その後寝たきり状態になり判明しました。

2022年現在は、自律神経失調症との併発状態のため、どちらがどちらの症状なのか判断がつきませんが、
どちらをとっても以前の寝たきりの頃よりはかなり回復しています。
と言っても社会生活は不可能ですし、一日の半分はベッドの上で過ごしており、外出も近所までが精一杯です。
短時間でも出かけたら、翌日〜翌々日は自室でだら〜っと休みつつ過ごさなければなりません。
(無理やり働かざるを得なかった頃は、働いている時間以外は常にベッドで寝続けていましたし、それ以降も出かけた日の翌日はひたすら寝続けていたので、
今は出かけた直後でも自室内でなら作業はできる、というのはかなりの進歩です。)

以前は慢性疲労症候群という病名すら知る人は少なく(私も自分がそうなるまでは知らなかった)、これは今もですが、原因もはっきりしておらず治療法もなく、保障制度なども確立していません。
私は奨学金を借りている大学在学時に発症したため完全に詰みかけました。

さらにもし、周りから理解が得られなければ、心身ともにどんどん摩耗していきます。
一度発症すれば完治するのは稀、と言われる病気に罹り、日常生活が送れなくなったというだけで、本人のこころはもう勝手にこなごなですから……。

近年、コロナ後遺症の症状を聞いて、慢性疲労症候群と似ているな……と常々思っていたのですが、
実際に移行となっている方が一定数おられることに、ふかい悲しみを覚えています。こんなの、ほかの誰かに一人だって味わってほしくない……。

そんな中、現状たった一つだけ希望が持てることは、
今までは名前すら知られていない病気だったけれど、世界的に患者数が増えることにより、研究が進んで治療法が見出される可能性があったり、原因が解明されたり、保障制度が確立されたり、
そして世間に「本人に落ち度はなく、突然発症し回復困難な病気である」という理解が広まってくれれば……と思っています。

どんな病院であらゆる検査をしても、何の不具合も確認されない厄介な病気です。こんなにつらいのに……。

自分と同じ思いをするひとが今後一人でも増えないように、そして後遺症から移行した方も、それ以前から戦っている方も、研究や整備や理解が進んで少しでも生きやすくなるように心から願って、筆を置きます。

私は一人で都会を歩くことが大好きで、日本全国を旅行して回るのが夢でした。
絶対諦めてやらね〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!



発症後から今に至るまでの経過などは、また気が向いたら書くかもしれません。そのうち。

なにか感じていただけましたら、よろしければ。よろしくお願いいたします。