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25. オンラインでピクニックを実現 ①15店が集まったオンラインマルシェ

今日は、1か月の活動スローダウンを経て企画したオンラインマルシェについて、お話します。

「せとかわデニムプロジェクト」とは、瀬戸内かわいい部EVERY DENIM(現ITONAMI)のコラボではじまった商品開発プロジェクト。2019年春〜2020年春、1年間の活動を通じて「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品を作り上げました。
「“かわいい“という観点からデニムを見つめ直し、倉庫に眠るB反を活用して新しい商品を作る」という旗のもとメンバーを募集し、ゼロからはじまったこのプロジェクトがどのように歩みを進めてきたのか…?
このnoteではその1年間の軌跡を綴っています(目次はこちら)

36. オンラインでピクニックを実現

①15店が集まったオンラインマルシェ

活動をスローダウンした約1カ月、メンバーそれぞれが、せとかわデニムプロジェクトで成し遂げたいことはなんだろうと見つめ直す期間となりました。コロナ禍の今、わたしたちにできることはなんだろう。落ち着いて本質に立ち返ったとき、私たちがたどり着いたのは、1年間の活動を通じて出会えた方々への「ありがとう」でした。

プロジェクトを通じて出会えた方々に、あなたがいてくれたから、私たちは1年間走り続けられたんだと感謝を伝えたい。私たちがお世話になった方々を、もっと多くの方に知ってほしい。そしてそれが、新たな出会いのきっかけとなれば、お世話になった方々への恩返しになるのではないか・・・。世間では未だピクニックができる状況ではありませんでしたが、私たちは、人と人とが繋がる景色を作ることを諦めませんでした。私たちは、プロジェクトで実現したかったことのすべてを、オンラインに詰め込むことにしたのです。

そうして企画したのは、9日間に渡るオンラインマルシェと、マルシェの最終日に行った8時間ぶっ通しのオンライン配信イベント。

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注)オンラインマルシェと配信イベントの告知画像

オンラインでありながら、瀬戸内で集まってピクニックをするようなわくわく感と新しい出会いがあることを目指して、フィナーレイベントの準備に取り掛かりました。

マルシェのタイトルは、「せとかわデニムサンクスマルシェ~ありがとうのその先~」。EVERY DENIMさんや篠原テキスタイルさんを始め、1年間で出会い、支えてくださった方々にお声がけさせていただきました。

実はこのアイデア、せとかわデニムプロジェクトが出店させていただいたオンラインマルシェ「おうちでバザー」から着想を得て、企画協力いただいたおかげで実現することができました。最終的には、15店ものお店や個人が出店くださり、ピクニックが楽しくなるアイテムやデニム雑貨をはじめ、お菓子やアクセサリーなど約70点のアイテムが集まり、オンラインとはいえ、わくわく感の詰まったマルシェが開催できました。

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注)オンラインマルシェの出展商品(一部)

しかし、オンラインマルシェを実施するということは、新たにそのための通販サイトを作ることと同義です。準備期間が約3週間しかない中で、出店者に声を掛け、BASEでサイトを新たに作成し、15店70商品分の情報を登録するのは、自分たちで企画をしたとはいえ、心が折れそうになるほど大変でした。

商品の説明や画像は出店者さんに用意してもらったものの、その登録作業をするのはもちろん私たち。商品説明や商品カテゴリなど入力項目が多いうえに、画像のファイル名の半角・全角のエラーなども多く、細かな作業がたくさん発生しました。登録完了後も、オンラインマルシェがはじまって商品の購入があれば出店者さんに都度報告をするなど手間暇はかかりました。

けれど、オンラインマルシェに参加してくださったのは、プロジェクトを通じて出会った、瀬戸内にゆかりある魅力的な人々ばかり。「この機会に全国の人にこの人たちの存在を知って欲しい、お店の売上に少しでも貢献になるように」という思いで、商品の掲載順やトップページに大きく表示されるピックアップ商品の入れ替えなど、日々アップデート作業も欠かしませんでした。

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注)オンラインマルシェのサイトTOPで毎日出展商品をピックアップ

また、最後もやはりお金(送料)については頭を悩ませました。通常の通販サイトであれば、一箇所から商品を発送するため送料の計算がシンプルです。ところが、この時のオンラインマルシェでは、サイト上の決済は瀬戸内かわいい部で受けるけれど、商品は各地に住む出店者から直接送ってもらうという仕組みをとっていました。商品の発送地や大きさ・重さが全く異なるため一律の送料の設定がしづらいこと、複数のお店が集まっている通販サイトなので、お店を超えて複数購入してくださった場合の送料がかさんでしまうことが懸念点でした。

お客様にも出店者にも負荷がかからず、私たちも赤字にならない塩梅について議論を重ね、最終的に、たくさん商品を購入して送料がかさんでしまった時にに使える割引クーポンを発行することに決定。割引クーポン分の差額は運営側が負担して、出店者さんには負担がかからないようにしました。

短い準備期間でしたが、9日の開催期間中、2000名を超える方がマルシェのサイトに訪れてくださり、全出店者さんの商品をご購入いただくことができました。出店者さんが各自のSNSで発信してくれた影響も大きく、それぞれの案内を見て訪れたお客様が、別のお店の商品を購入くださるケースも多く見られました。

お互いがお互いの魅力を引き立てあい、そして全体でとても素敵な空間を作り上げている。オンラインではありましたが、マルシェならではの相乗効果やご縁を生み出すことができました。

今日のまとめ
・コロナ禍でも1年間の感謝を伝えられる方法を考え、オンラインマルシェとオンライン配信イベントを企画した
・短い準備期間だったが、15店70商品が集まり、お互いがお互いの魅力を引き立て合うマルシェを実現できた


次のnoteでは、マルシェの最終日に実施した8時間ぶっ通しのオンライン生配信の準備過程について、お話します。

こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!

プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
◆せとかわデニムプロジェクト公式サイト
◆せとかわデニムプロジェクト活動日誌(note)
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