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瀬田かおる再読したい本5選 2021年版

こんにちは!
常に何かを読んでいる私を見て「活字を食べてるみたい」と、主人に言われた瀬田かおるです(笑)

私に読んでもらうのを待っている積ん読本は、常に10冊以上。
そして、2~3冊を並行読みしている私の本棚には【再読のためずっと残しておきたい本コーナー】があります。

そこで今日は、昨年2021年にこの【再読のためずっと残しておきたい本コーナー】に仲間入りした本を5冊、簡単な感想と共にお伝えします。

2021年に読んだ137冊のうち特に良かった5冊

2021年から電子書籍の執筆代行をスタートさせたのもあり、「いかに読者の人に役立つ文章が書けるか?」で頭の中はいっぱい。

それもあり、こうして振り返ってみたら ”書くこと” をテーマにした本が多かったです。

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「書かなきゃいけない」が「書けるかも!」に変わる1冊

最初にご紹介するのは、いしかわゆきさんの『書く習慣』です。

ご自身のことを「スボラライター」と仰っている、ゆきさんが編み出した ”楽しく書く” ためのコツが書かれているのですが、どれもハードルが低く、これならできそうなコツばかり。

巻末には書き続けるためのコツ52個と、書く習慣をつけるための1か月チャレンジということで、Day30までの日々のテーマが載っているので、いつの間にか、書く習慣が身につく、というオマケ付き。

書きたいことのアイデアが次々わいてくる時もあるけど、そうじゃないときはピタッと手が止まっちゃうので、そんなときは『書く習慣』を読み直し、楽しく書くマインドを取り戻したい!そう思って、再読本コーナーに並べました。

「書く仕事」について一番知りたいことが書かれた1冊

2冊目にご紹介するのは、さとゆみ、こと、佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』です。

テレビ制作会社でアシスタントディレクターとして勤務ののち、ライター、ブックライターとして活躍されている、佐藤友美さん。書籍の紹介記事も執筆されているので、私の憧れの人でもあります。

表紙にも書かれているように、この本は文章術の本ではありません。

文章術の本は世の中に何冊も出ていますが、正直、本当に知りたいのはもっと違うところにある。書く仕事に興味のある人、すでに書く仕事をしている人たちの心の中でモヤモヤしている事があるのではないでしょうか。

それらのモヤモヤについて、友美さんは包み隠さず答えてくれています。

例えば、「書く仕事とはどんなものがあるのか」「書く仕事は食べていけるのか」「原稿料の相場」「ライターとして食べていけるためのマインド」等について書かれているので、困ったときがあったら読み返してみたいと思い、再読本コーナーへ追加しました。

相手の心を動かすためのストーリー思考とは

3冊目にご紹介するのは、たちばなやすひとさんの『「物語」の見つけ方』です。

たちばなさんは、プロデューサーとして多くの映画やドラマに携わってらっしゃる方。たちばなさんが、その仕事に取り組む中で、人の心を動かすストーリーには型があることに気づきます。

そしてそのストーリーの型(思考)は、自分を主人公とした自分の人生に応用することで、自分には何が必要なのか、といった自己理解に繋がるとおっしゃっています。

この本の中で私が一番共感した言葉があります。

もし、自分を主人公にしたサクセスストーリーが描けるとしたらどうでしょうか。

この一文を読んでから、私は、私が叶えたい、私のサクセスストーリーを別に書いてみました。

「何の取り柄もなくひっそりと生きている一人の女性が、やりたいことを見つけて想像もしなかった活き活きした人生を送る」

これをテーマにしてストーリー思考で書いてみたのですが、書きながらワクワクが止まりませんでした(笑)

いま一番関心のある、ストーリーテリングを学び続けるため、再読本コーナーへ追加しました。

一流の凡人になろう!なりたい!と自分に渇が入った1冊

4冊目にご紹介するのは、ディスカバー・トゥエンティワンの初代社長である、干場弓子さんの『楽しくなければ仕事じゃない』です。

多くのヒット作を世に送り出してきた、スゴ腕編集者でもある干場さんが、仕事に対する向き合い方、ひいては生き方について、時には厳しく、でもなぜか文章から温かさを感じる言葉で語ってくれています。

この中で出てきた「一流の凡人」という言葉には、ハッとさせられました。

なにごとも「わたしが、やりたいから、やっている」というふうに視点を変えられるのが、一流の凡人であると干場さんはおっしゃっています。

ものごとを「やらなければいけない」で考えているときは、やらされ感満載の他人に頼っている状態。でも「これは自分がやりたいからやっているのだ」といった、主体的に考え行動できれば効果はバツグンというわけなのです。

ほかにもシャキーンと背筋が伸びる、沢山の良い言葉が溢れているので、ドックイヤーだらけになり、本の厚みが増してしまいました^_^;

最後に、一番シャキッとしたのは、この文章でした。

感動のある本とは、感じて動く。つまり、読後に行動が変わるかどうかである。(要約してあります)

よく「○○に気づきました」と、読み終わった感動を伝えている人がいますが(私も心当たりが……)、本当に感動したとは、心が動き、読んだことがきっかけでこれまでの行動が変わらなければ、感動したとは言えない。そう干場さんは伝えてくれています。

私には、思い当たるフシがあったので、この本を読んで一番シャキッとなった一文でした。そして、今後も定期的にシャキーンとなるために、再読本コーナーへ追加しました。

面白すぎて聞読&読読×2パターンした1冊

さくっとご紹介するつもりが、長々と書いてしまいました、「瀬田かおる再読したい本5選 2021年版」。ようやく最後の5冊目のご紹介となりましたので、今しばらくお付き合い願います^_^;

最後にご紹介するのは、5選の中で唯一の小説です。

眞邊明人さんの『もしも徳川家康が総理大臣になったら』のご紹介です。

作者の眞邊明人さんは、こちらがデビュー作とのこと。SNSはやってらっしゃいません。

世界が新型コロナウイルスの脅威にさらされているときを背景に描かれているので、余計に物語に引き込まれてしまいました。

そこに、歴史の教科書に必ず載るような偉人が、AIと最新ホログラム技術で復活し、内閣を結成してこの困難から日本を救う。というありそうでなかった(私が知らないだけ?)小説です。

徳川家康が総理大臣、財務大臣が豊臣秀吉で、経産大臣を織田信長が努め、そんな、癖の強い偉人の面々を取り持つのが、官房長官の坂本龍馬という、とんでもない設定。

しかし「現代の ”常識” 」などお構いなしにムチャぶりを発揮している偉人たちではあるのだけど、日本を、そして、日本国民を、この誰もが未経験の災難から救いたい。という思いは同じなのです。

だから、読み進めるごとに、彼らを応援し、スッキリしている私がいました。

最初は、歴史小説ってあまり読まないし、Kindleで購入したのですが、これはただものではない予感がしたので、通勤時にもAudibleで聴く読書をし読み進めました。しかし、読了後に、今度は紙の本で読み直したいと思い、最終的には3回も再読したという、それだけ面白かった小説でした。

いまでは、ニュースで政治の話題を聞くと「秀吉だったらこうするのに」などと、現実と比較したりする始末。

私のように普段歴史には興味のないという人も、面白く読める小説です。

さすがに4度目はないかも知れませんが、偉人の格言を再び読み直すために、再読コーナーに追加しました。

おまけ:2022年 読みたい本リスト(一部)

簡単にご紹介するつもりが、書いていたら読んでいた時のことが蘇ってきて、結構なボリュームになってしまいました^_^;

と言いつつも最後に、いま私の「読みたい本リスト」に入っているほんの一部をご紹介して、今度は本当に終わりにしたいと思います。

*『たたかわない生き方』 大下 容子
*『ジョブ理論 』 クレイトン・M・クリステンセン
*『ストーリーで語る』 秋山楓果
*『星を掬う』 町田 そのこ
*『LISTEN 』 ケイト・マーフィ

2022年はどんな本と出会えるのか?楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました^_^



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