どこまでも自分らしく

今日の夜は子どもたちと「逃走中」を観ていました。2人とも明日から新学期なので早めに寝てもらいたいところですが、この番組があると致し方ないという気になります。

長年やっていてパターンは毎回ほぼ同じなのに飽きないのは、挑戦者たちの心理がリアルに現れるからでしょう。同じ人物でも展開によって脳内の状態は変わってきます。

加えて、お笑い芸人や俳優は「自分らしさ」を意識して行動するので、それが他の挑戦者にどう影響するかも楽しめるポイントです。好感度が高い者も低い（ことで売り出している）者もそれなりのやり方があり、今回はそれが衝突する場面がしばしばあって、それが面白く感じられました。

やはり、芸能界で生きていくためには、自分らしさを発揮することが非常に大切なのでしょう。私は芸能人ではなく無名のライターに過ぎませんが、個人として有名になりたいという野望を持っています。ゆえに、見習うべきところは大いにあるように思います。

もっとも、最強なのは自分らしく振る舞おうなどという意識をまったく持たない人間だというのも、今日の「逃走中」で感じたことです。何の下心もなく思いのままに行動するだけで強烈な個性が視聴者に届くのは、実に羨ましいことです。