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11年後を見据えて

子どもたちが大きくなってきたことによって、54歳からの人生をどのように生きるかを考えるようになりました。私は現在43歳で、子どもたちは小学6年生と2年生なので、順調に行けば54歳のときに下の子が高校を卒業するのです。

11年も先のことなので具体的なプランがあるわけではありませんが、最近になって方向性は定まってきました。その節目で会社という組織を離れ、自分のライター・エディターとしての可能性を最大限に追求したいと思っています。

私はいわゆる就職氷河期世代で、大学在学中の就職活動では思うような結果を得られませんでした。それで卒業後は地元の学習塾で非常勤講師として働きながら仕事を探し、4年後に東京の編集プロダクションに入社。この会社でエディターとしての基礎を身につけたわけですが、体力的・精神的な負荷は大きく、辞めたいという気持ちは常にありました。転職活動を何度か試みたものの、結局転職したのは入社から7年後でした。

次に入った制作会社では文章を書く仕事が増え、キャリアアップにはなったものの、職場環境は前と五十歩百歩でした。結局負荷に耐えきれなくなって4年で退職。その後に入ったのが現在も在籍している広告代理店です。

今の会社に入ったことで、働く環境は劇的に改善されました。取材が増えて地方にもたびたび行くようになり、自分が頼りにされていることを実感する機会も多くなりました。働き甲斐としては、キャリアの中で間違いなく今が一番です。

その一方で、これまでとは違う居心地の悪さを感じることがしばしばあります。同世代のほかの社員は新卒ないし第二新卒で、社歷としては20年近い差がついています。会社のやり方にどっぷりと浸かったビジネスパーソンたちの中に、異世界から来た職人が1人でいるような感じなのです。

また、私は営業が仕事を取ってこないと成果を出せませんが、営業はライターを起用しなくても成果を出せます。それもあって査定の数値は芳しくなく、収入は前の会社よりも少し減りました。質は高くても量が伴ってこないというのが現状です。

おそらく、私は株式会社という組織とは相性が良くないのでしょう。ただ、今の状況が安定しているのは確かですから、子どもたちが義務教育を受けている間はリスクの少ない働き方をするのもひとつの手だと考えています。この仕事を続けていれば実績が増え人脈も広がりますから、54歳からのチャレンジのための布石にはなるはずです。

それに加えて、今は仕事以外での効果的なパーソナル・ブランディングを模索している状況です。今月からnote を始めて毎日更新を続けているのもその一環であることは言うまでもありません。

◼️追記
フォトギャラリーに私の意志とぴったりマッチした作品がありました。ありがとうございます!


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