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読書:無病法(ルイジ・コルナロ著 中倉玄喜訳)

ダイエットというか健康法というかの本。ヨーロッパでは古典的な名著らしい。ただいま絶賛実施中なダイエットの見直しにとても参考になりました。Twitterで紹介していただいたものです。Kindle Unlimited でも読めますよ。ダイエットの事はまた別に書こう。(こうやって記事を水増しするオトナの知恵)


ダイエットを始めるにあたって最近の本を数冊読んでみました。ここでは名前を省略しますが、グルテンやらレクチンやらバイオハックやらが書かれている本です。どれも貴重な情報ではあったのですが、実践するとなると時間や金銭での支障が少なくない。
とりあえずTwitterのリツイートで流れてきた完全無欠コーヒーとかいうバター入りコーヒーを試しており、これは始めやすくて続けられているのです。少しずつですが体重は落ちてきています。
ただ、いったん収まっていた頭部の湿疹がまた悪化してきて、しかもそこからバターのような香りがしてきた ( ;´Д`)!? ので食べ過ぎの可能性も考える必要が出ました。(だからスキンヘッドにしてるんです!)(ただし子供の頃から薄毛で若白髪だった。小学校行く前から肉体労働してたせい?w)
そんな時に本書をTwitterで見かけ、さっそく Kindle Unlimited で読みました。

読んでみると意外なことに、というか当然なのかもしれませんが、内容はほぼ「食べるな」の一言に尽きるもの。具体的な食事内容は文中に数行程度で、あとは食事制限の有効性とその副産物である人生の豊かさについての描写です。

期待したようなアイデアなかった事にがっかりしたのは確かですが、読後には冷静で清々しい自分に気づきました。空腹はつらいですし食後の幸福感はたまらない。恥ずかしながらこれまでは食事だけが自身を解放できる時間でした。それでも過去には実験的に数日間の断食をした経験があり、その時の不思議な感覚はいまでも覚えています。それを断食ではなく超小食という方法で継続できるというのは興味深い。
超小食は爽やかな日々の時間をも提供してくれるようです。著者は102歳という長寿で、無病とは言わないまでも傷病はすぐに、それもほぼ自然治癒で回復して天寿を全うした。おまけに最晩年まで執筆活動等をおこなっており、それらの一部が集められて本書になったのです。

私自身で諸々を確認できない以上、さすがにこの全てを鵜呑みにするのは危険でしょう。それに訳者が解説で何度となく身土不二に触れてくるのも私自身の解釈に影響しかねない(否定はしないけど)。しかし自身の経験上理解できる部分も少なくない、というよりけっこう多い。
なので筆者の特性(居住地や体質等)を考慮して、部分的に取り入れてみようかと思います。


とまあ、これで note でのふたつめの記事が完了した。あ、この場合は脱稿と言うのか。業務文書なら飽きるほど書いてきたけど、真に自分を表出するという経験をこれまでしてこなかったので、この程度の文章でもヒーヒー言わされています。ヒーヒー!
しかし楽しい。ブログを書くなんて、ひと月前には想像もしていなかった。 Twitter でもそうなのですが自分を表出する経験にとぼしい私は、このマッタリとした疲労がとても心地よいのです。先程に Twitter でツイートした【切手のないおくりもの】という曲をいま聴きながら、ここまで変化のあった自分を味わっています。もう動けません。
ミステリアスな豊穣の女神よ、貴女を讃えるものがここにいる。貴女によりもたらされた豊かな気づきが血肉となり、世界を巡る。感謝。

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