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軽薄で青春で純愛で切ない<ジョゼと虎と魚たち>

夏に観たい映画。

私の「夏に観たい映画」の基準はどうやら

“時間のある時に一人でゆっくり見たい映画”
“時間と心に余裕がないと見返せない映画”

なのかもしれない…

心がね、振り回されてね、キュッ…ってなっちゃうからさ。
☆超☆☆☆支☆障☆でるからさ、生活に。

でも大好きなんだよ。

「ジョゼと虎と魚たち」(2003)

高校時代にちょっと見て、
大学時代には何度も繰り返し観ました。
軽薄で青春で切なくて大好き…

池脇千鶴(ジョゼ)と妻夫木聡(恒夫)だけの、二人だけの世界でいいんだよ…
でもほかの人たちも好き


(↑以外にも好きな人がたくさん出てくる。
荒川良々さんとか、板尾創路さんとか、新井浩文さんとか。あとライセンスの二人はまあ、うん。笑)

主に場面は冬なんだけど。

冬の鬱屈とした空気・雰囲気がビンビンに出てんだけど。

夏に観たくなるのはあれかなあ、
海とか水族館とか、お魚の館(ラブホテル)とかが魅力的だからかなあ
このラブホテルが雰囲気あってまた…キュッ…(古傷)

真珠貝のベッドでぽそぽそ話す池脇千鶴のはかなさね…
お魚…いや人魚かて…こんなホテル行ってみたい・・

池脇千鶴の美しさ、白さ、細さ、儚さ(でも気が強くふるまう)が詰まっとるんや…
せつな…

そんでセフレ役が江口のりこ。
めちゃくちゃよくない…?

あっ、ちなみにR12指定なのでセッ描写は生々しいです。
いや美しいんだけど。はあっ…///ってなるんだけど。
セッ描写苦手で見てられない勢はちょっと辛いかも。

大学時代にうっかり男友達と家で観てドギマギった経験ありです。

でも描写すごく良いよ、セリフも含めて。キュン。

しかし、池脇千鶴ちゃんのエッチでキュートで最高な事後セリフにも興味なさげになあなあに答える妻夫木くん。おい。リアルだわ。

あとは、言わずもがなですが
大好きなくるりが主題歌

いいよね…うん、良いよねしかないよね…(語彙消失)

ああぁぁぁぁぁ・・・・・ってなった心を

最後にくるりの「ハイウェイ」が少し浄化してくれるんだよね、うん、優しくて切ないよ。すてきな気分になるよ。

ハイウェイで持ち直してなかったらなかなかしんどいよ。

そんな素敵な映画。

素敵なラブストーリーというよりは若さゆえのその軽薄さとそのリアルさに色々と「そうだよね…」ってなりながら胸が締め付けられる感じの映画だね。苦しいね。素敵だね。

10年近くぶりにもう一度見てみようかな。

おしまい

ただの雑記なので何かでお返し出来にくいかもしれませんが… もっと価値あるものを提供できるようにいたします!