《絵本》

赤い血をみて
安心してた僕は
ちっちゃい猫をひろって
それから一人でも
眠れるようになりました

そっと抱きしめる
それだけでいいのだと
猫は教えてくれました

僕が絵を描いてると
画用紙の上に猫が
僕の描いた絵が
どんなに高く売れたとしても
猫の方がずいぶん偉いのかな?

またいつか会えるといいな
君の名前は僕がつけたんだ
どうあがいても
それだけは変えられないよ
ねぇ、マロちゃん?

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