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エンジニア出身HRの私がカジュアル面談に臨むスタンス

この記事は、6月から始まっている #LXベッテク月間 14 日目の記事です。
昨日は多田(@tada_infra)さんのバクラクシリーズの DevOps チームの取り組み~CUJ/SLI 策定のご紹介~でした。

はじめに

こんにちは、すべての経済活動をデジタル化したい @serima です。

つい先日、プロダクトチームの HRBP として活動している話をエンジニアブログに書きましたが、今回はエンジニア採用のお話を書きたいと思います。なかでも「カジュアル面談に臨むスタンス」にフォーカスしようと思います。

※今回は方法論やテクニック的な話ではなく私個人がカジュアル面談にどう臨んでいるかというお話です!

意識していること

カジュアル面談 is NOT 面接

私は「お互いの期待値をすり合わせる場」と捉えています。

私から伝えられる情報にも限界があるので、次に社内のエンジニアの○○と話したほうが良いなと感じたら、その方に繋いだりしていきます。

(候補者ご本人にとって)選考に進む価値がある会社なのか、見極めのフェーズ。私達からは可能な限り、必要な情報はお伝えできればと考えています。

一方で、選考に進んでから見えてくることも非常に多くあるとも考えています。
たとえば LayerX の場合、技術面接のあとにトライアル入社を行っておりますが、ハタラク解像度が非常に高まると好評です。

なので、必要以上に応募することに躊躇せず「ご自身の中で少し整理がついたら、迷わず応募」くらいのスタンスでいいのでは、と個人的には思っています。

「エンジニア出身」が活きている部分としては、開発体制や開発そのものについて、エンジニアとしてのキャリアや生存戦略などダイレクトにさまざまな相談に乗れることだなと思っています。

いろいろなサイズやフェーズの会社でエンジニアを経験したことがあるのも、いまは自分の武器のひとつかもしれません。

LayerX に対しての率直な印象を伺う

採用候補者の方からの Feedback is a Gift です。
採用広報の文脈で、情報の非対称性をいかに埋めるかの大事なヒントが隠されていると思います。

候補者の方からの Feedback のひとつに「LayerX はブロックチェーンの会社だと思っていました」というものがよくあります。(最近はだいぶ減ってきましたが)
こういった N=1 の情報を集め続けることが、発信の方向性や強さを検討する貴重な材料となります。

そうした情報をもとに去年の 8 月から「LayerXはブロックチェーンの会社じゃありません」と大々的にアピールし続けています。
幸い、認知の転換を図ることができてきていると感じています。

いまは「法人支出管理」という巨大なマーケットに挑んでいます。

会社やマーケットは常に変化するので、常に聞き続けることが大事だと考えています。小さな波を見逃さないように。

 「ユーザーの声を生かして経営をする」。これはLayerXが創業から一貫して重要視しているスタイルです。

どん欲に泥臭く「100社ヒアリング」を続ける本当の理由
(https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00433/051700002/)

これは CEO @fukkyy のインタビューですが、採用というマーケットにおいてもかくありたいなと考えています。

表面的な会社説明会にはしない

LayerX は会社情報に関するアウトプットが比較的多く、会社の表面的な部分は面談でお時間をいただかなくても一定可能だとも考えています。

採用情報ページ、Company Deck、エンジニアブログ、Podcast、各種インタビュー記事、新入社員の入社エントリなど、LayerX への応募を検討するにあたっての材料はある程度は揃っているかと思っています。

これら情報ソースを読んだり聞いたりしてきてくれていると、面談を開始してすぐに深い情報のお話に移れるため、双方にメリットがあると思います。お時間に余裕があればぜひ!

とはいえ最近は、LayerX のアウトプットが多すぎて「ぶっちゃけどれを読んだらいいか分からない」などの声もチラホラ聞いたりするので、このあたりの情報整理は喫緊の課題だと思っています。

いまは、ご関心ある領域に応じて、私から面談中にご案内しているので、いつでもなんでも聞いてください!

【ダイジな補足】必ず情報をインプットしてきて欲しいというわけではまったくなく、一般的な会社の説明ももちろん行いますのでご安心ください!

LayerXでの機会を伝える

LayerX の事業や組織の説明を通じ「あなた」にはこの点がマッチするのでは、と必要に応じて背中を押します。

  • 現職での成長率がサチりつつあり、次の挑戦の機会を探している

  • プロダクト開発や顧客に向き合うマインドの不一致

  • 一緒にハタラクメンバーとの相性の不一致

お話を深掘っていくと、上記のような転職を考える「小さなきっかけ」を伺えることがあります。
「LayerX のこの事業には実はこういうイシューや機会があり、あなただったらこう楽しめるかもしれない」など、こちらから提案していきます。

このようなケースは、外に公開されている情報からはキャッチできない部分なので、是非カジュアル面談を通じて入手頂きたいです。(そして、これが一番大事だと思います。)

Notion で構築したタレントプールの運用

LayerX は HR だけでなく多くのメンバーが自発的にカジュアル面談を実施しているため、タレントプールの運用はとても重要です。

「書きやすさ」にフォーカスするため Notion で構築した LayerX Talent Pool。これの更新を全員で徹底していて、カジュアル面談が終わったら必ずここに登録するようにしています

とにかく「全員が運用を続けられること」に Focus し、面談ログは入力しやすさ重視で、ゆるいフォーマットで運用しています。

LTP チラ見せです(例で石黒さん!)

まだまだ 1% くらいしか活用できていませんが、非常に可能性を感じています!

キャリア相談相手として Welcome!

昔から人と話すこと、相談に乗ることが好きで、前職時代にコーチングを少しかじったりしていました。(私自信も楽しみながら日々面談させていただいているので、本当にありがたい。)

LayerX でハタラクことに少しでも興味がある方、是非 Meety にてお待ちしております!
今すぐの転職でなくとも、少しキャリアに悩んでいるという方も歓迎です!


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