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モチベーション

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モチベーション:Topic8 心理的契約

モチベーション:Topic8 心理的契約

早いもので次回が全体のおさらいなので、内容を学ぶのは今回が最後。体調不良のリカバリーも終わらないのにここまで来てしまった。組織市民行動についてはこれまであまり取り上げられなかったものの、このトピックでは何度か出てくるが、自ら進んで定められた役割以外(以上)の働きをすることを指す。

<授業での学び><心理的契約とは>
・一般的な雇用契約が書面で交わされる雇用の条件であるのに対し、心理的契約は明文化

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モチベーション:Topic7 報酬とモチベーション

モチベーション:Topic7 報酬とモチベーション

これまでとまた異なる切り口だが重要かつ興味深いトピック。

<授業での学び><イントロ>
・報酬には、収入、賃金、インセンティブ、市場価格、価値の指標など様々な意味があり、それぞれによって感情的反応やモチベーションへの影響が異なる。
・報酬がモチベーターとなるかどうかについては、人々が社会的に望ましい答え方をしようとするので、本音を測定するのが難しい。

<モチベーション理論と報酬>
・ニーズ理論

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モチベーション:Topic6 仕事上の関係(Employee Relation)

モチベーション:Topic6 仕事上の関係(Employee Relation)

Employee Relationというタイトルだが良い訳が思いつかず一旦「仕事上の関係」としてみた。

<授業での学び><イントロ>
・従業員関係の定義は色々あるが、社内だけでなく、投資家や政府までも含めたものもある。
・"雇用"関係の主な論点としては、以下がある。
 ー従業員、管理者、組合、政府との関係(Employee Relations:従業員関係)
 ー組織の法律的、経済的文脈
 ー労働

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モチベーション:Topic5 ジョブデザイン

モチベーション:Topic5 ジョブデザイン

<授業での学び><イントロ>
・ジョブデザインは見ている切り口がことなるため、全てのモチベーション理論に関わる。
・初期のジョブデザインはタスクを単純化し、バラエティもなくしてしまったため、仕事を非人間化し、モチベートされない、つまらないものだった。(所感:恐らく産業革命時代のジョブデザイン)
・ジョブデザインに関する理論は、二要因理論、社会技術システム理論、職務特性モデル、ジョブクラフティング、

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モチベーション:Topic4 目標設定理論 Goal Setting Theory

モチベーション:Topic4 目標設定理論 Goal Setting Theory

<授業での学び><前回の続き>
・期待理論への批判として、感情や個性を無視している、というものがある。
<目標設定理論>
・プロセス理論の1つ
・以下の条件が揃った時、モチベーションとパフォーマンスが高くなる、という理論。
 ー目標が明確
 ー目標がチャレンジング
 ー目標が受け入れられている/合意されている
  ・従業員、ラインマネジャー、組織・HRの三者間で
 ーフィードバックがある
  ・す

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モチベーション:Topic3 プロセス理論

モチベーション:Topic3 プロセス理論

今回はモチベーション理論のもう1つのメジャーどころ、プロセス理論。

<授業での学び>【SDTの続き】
・パフォーマンスに紐付いた報酬は、自律性にネガティブな影響を及ぼす。
・パフォーマンスに紐付いた報酬は、行動の効果についての情報を提供することによって、有能感にポジティブに影響する。
・自律的モチベーションは、パフォーマンスとウェルビーイングに繋がる。

【プロセス理論とは】
・内容理論が「何」

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モチベーション:Topic2 内容理論

モチベーション:Topic2 内容理論

モチベーションの授業の2回目。今回はメジャーどころの内容理論。

<授業での学び>・人々が何を求めるか、ニーズに着目したのが内容理論。

【Maslowのニーズの階層構造】
・人々のニーズは階層構造になっており、下から生理的欲求、安全欲求、社会的(所属的)欲求、承認欲求、自己実現欲求がある。
・上の階層のニーズが満たされる前に、下の階層のニーズが満たされる必要がある。
・マズローはこの理論が仕事の

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モチベーション:Topic1 イントロ

モチベーション:Topic1 イントロ

最も興味のあるモジュールの1つがあるSpring Termが始まった。やはりモチベーションは面白い。

<課題論文1>内発的動機と外発的インセンティブによるパフォーマンスの予想1本目からかなり面白い。Cerasoliらによる40年以上に渡る研究を9つのメタ分析した論文。Findingのポイントは、
・内発的動機とパフォーマンスの関係は、量的タスクより質的タスクにおいてより強い。
・内発的動機とパフ

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