はじめての国際交流でいきなり「文化の多様性 = cultural differences」を実感
「このままでは一生英語が話せない!」
と焦りを感じた事がキッカケで、
アラフォーの私が「Meetup」というWeb上のサービスを利用して自分の趣味の登山で「国際交流グループ」を立ち上げたのが去年2018年の夏頃でした。
初めて企画した「国際交流ハイキング・イベント」の参加者1名でした、この記事ではその時気付いた事を書きます。
はじめての異文化交流イベント
自分として1名でも大事な初めての参加者さんです、ここは全力でおもてなしして、このグループのリピーターさんになって貰うことが大事です。
第1回目のイベントで私がチョイスした山は奥多摩の「高水三山ハイキングコース」です。
私のお気に入りのハイキングルートで青梅線の軍畑駅(いくさばたえき)からスタートして御嶽駅(みたけえき)がゴールとなります。
新宿から1時間弱でアクセス出来て、スタート地点も駅でゴールも駅なのでアクセスも楽な人気コースです。
気合を入れた望んだ初日ですが、参加者さんは参加予定時刻になっても待ち合わせ場所である軍畑駅に現れません。
メールや電話が入っていないか何度もスマホをチェックしますが何の連絡も無いようです。
諦めかけた頃、20分程遅れて参加者さんは到着してホッとしたのを覚えています。
参加者の方は日本で働いている中国出身のOLさんで、名前はシーさん(仮名)という若い女性でした。
Meetupではハンドルネームで登録しているため、実際にお会いしないと女性か男性すらもわからない場合があります。
サムネイルや名前の印象だけで性別を決めつけていると当日ビックりしてしまうこともしばしばです。
シーさんの話では今朝中央線が遅れて遅刻してしまたったとの事でした。
とりあえず参加者0名で中止にならずに胸をなでおろしたのもつかの間、ここで私の心に一抹の不安がよぎります。
シーさんがすごい軽装なのです。
その時のシーさんの格好は、白のワンピースとジーパン、そしてハイキング用のバックパックではないエナメル質のリュックと、これまたハイキング用ではないコンバースのスニーカーでした。
沢山の汗をかくハイキングではジーパンやカーディガンといった汗を吸う素材は不向きです。
エナメルのリュックも長時間の運動を余儀なくされる登山では途中で故障しないか心配です。
アジア圏の女性のたくましさ
お話してみるとシーさんはハイキングは生まれて2回目で、1回目は故郷の「中国の山」で経験したとの事です。
後ほど山頂でランチを食べながらスマホの写真を見せてもらったのですが、この 「 中国の山」の写真は足元にガラスの橋が設置された珍しいトレイルでした。
その写真に写っているトレイルは「登山道」というよりはむしろ観光地で、わたしたち日本人が抱く登山のイメージとは全く別物であることがわかります。
これは何度か私がハイキングイベントを開催して気が付いたことですが、特にアジア圏(台湾、フィリピン、中国)の女性は行動力があり好奇心も強く、結構タフなイベントも軽装で気軽に参加してしまいます。
多くのアジア圏の女性が私のハイキングイベントで初めて「日本の登山道」を体験し、汗だくになって険しい山道を登り、下山後は疲れ切っているはずなのですが以外とケロっと楽しそうに他の参加者の女性達とお喋りに花を咲かせていたりします。
そうゆう方の中には1回目でボロボロになってもう来ないかと思いきや、2回目、3回目繰り返し参加してくれるリピーターさんも(いずれも軽装)いらっしゃってびっくりされされます。
文化的な違いから「登山」というワードに関するイメージも国によって様々です。
日本の山のように急峻な斜面や木々が密集していて、時にロープを使って岩場を這い上るようなイメージは外国人には馴染みが少ないのかもしれません。
Meetupでイベントを開催する際の注意点
Meetupでイベントを行う際下記の2点は注意が必要です。
① 日本人と時間の感覚は違う
日本人の感覚で「時間厳守、もし遅れるようなら連絡をしてくれるはず 」と考えていると痛い目を見たりします。
もちろん皆さんではないのですが、外国の方は日本人と比較して時間的な感覚が大らかな方が多い印象です。
たった1年弱の運用ですが、当日何の連絡もなく現れない方も結構いらっしゃいます。
そのためスケジュールは余裕をもって設定する必要があります。
② 言葉の捉え方が違う
特に私の初めて立ち上げたハイキンググループで言うと、日本人が考える「登山」のイメージとアジア圏の方々、西洋の方々、それぞれの「登山」がまったく違います。
西洋人にとっての「ハイキング」、オーストラリア人にとっての「ブッシュ・ウォーキング」など、それぞれの国に日本の「登山」にあたる言葉はありますが、それぞれの単語が持つニュアンスらどれも微妙に違うでしょう。
そのためMeetupのイベント・ページにはなるべく日本の「登山」のニュアンスが伝わるような詳細な情報が必要です。
会場となるハイキングルートのチョイスもこれらのイメージの違いを考慮して慎重に行う必要があります。
たった1年弱のMeetupグループの運用の中で、このこういった「気づき 」 はイベントを開催する毎に新たに更新されていきます。
「文化の多様性 = cultural differences」を実感できる点が外国の方々と交流することの楽しさでもあり、難しさでもあります。
引き続き私の得た「気づき」や「学び」を記事としてアップロードしていきたいと思います。
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