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歌舞伎町の広場は、誰が掃除してくれているのか? 自分たちの”居場所”だと喧伝するトー横の連中は、清掃の人々に感謝はあるのか?

 世間を驚かせた11月15日のハウル死亡のニュースから、数日が経ちました。

 この間、トー横の名称で知られる、歌舞伎町のシネシティ広場を見渡したとき目を引いたのはやはり、ハウルを慕う連中によって作られた【献花台】です。前回のエントリーでお伝えしましたが、花やタバコやお菓子が供えられたその場所にはどこか乾いた空気が流れており、それがある意味、大都会の広場らしかったです。例えばそう、お供えのお菓子のRITZを、ホームレスのジイさんがパクっていたりもしましたし。

 では、【献花台】の他にはどんな動きがあったのか?

 興味深かったのは、荷物撤去でしょう。

 ご存じの方も多いでしょうが、近ごろ、トー横の連中の広場の使い方がずいぶんと汚くなっていました。コンビニのゴミをそのへんに捨てまくり、居座りやりやすいようにダンボールを広げ、拾ってきたイスを置いてみたり、どっかで買ってきた布団まで敷き、まさにホームレスの寝床といった状況でした。

 そんな状況に対し、11月17日、新宿区から「モノをいろいろ置くな、18日の昼2時までに片付けろ」という警告が出て、そして翌18日、荷物撤去が行われたのです。

 つまりこの数日の間に、トー横の連中は、かつてのリーダーであるハウルと、居座りグッズを失ったということになります。でもまぁ後者については、彼らはたぶん、頃合いを見計らい、また荷物を持ち込み、いろいろ散らかそうと企んでそうですが。

 そこで、今回フォーカスするのは、広場の清掃です。

 この広場では、18日に行われたような大がかりな掃除はさておき、フツーのゴミ拾いは頻繁に行われているんですが、誰が掃除しているのか、みなさんご存じでしょうか?

 なるほど、ボランティア団体。そうですね、そういうグループも、やっていますよ、ゴミ拾いを。例えば、「駆け込み寺」(歌舞伎町の夜回りのグループ)や「グリーンバード」(ゴミ拾いNPO)や「オウリーズ」(卍會の後継団体)などが。

 では、ボランティア団体以外だと、どういう人たちが掃除をしているでしょうか?

 本日は、トー横への知識を深めるべく、それを紹介します。また、トー横の連中が、ゴミを拾う人間に対し、どういう視線を向けているのか? それについても語らせてもらいます。

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