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12/1,000冊目 テーマが変質していく生きた漫画 → 『3月のライオン』 羽海野 チカ (著)

読んだ1,000冊を紹介しています

3年と数百万円かけて1,000冊読んでみました。

『3月のライオン』 羽海野 チカ (著)

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しらばくのあいだ、『3月のライオン』は、才能あるものが自分を追い込み、苦しみながら必死に生きて活路を見つけて歩みをすすめる漫画でした。たとえば安野モヨコさんの『働きマン』をちょっと想起するような。そこには、なんとなく「才能があり、且つ努力するものこそ報われる」という公正世界仮説に通じるような思想が見え隠れました。公正世界仮説についてはこちらに書きました。

それが、少しずつ、人と人のつながり、成果も大事だけど、人が人とつながることも大事だよね、という価値観が急速に拡大していきます。まるで、この漫画が、だれかある人間そのもののように。企画としての漫画というより、人間のある側面を漫画としている読んでいるような印象を受ける、特異な漫画です。
この本から得たこと

この本で得たもの

(1)心が弱っている人がいたら、温かいものを食べさせたほうが良いという考え(2)人間って変わっていくものだなぁという知見

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