10/1,000冊目 結婚式の出し物だった→『夏の夜の夢・あらし』 ウィリアム・シェイクスピア (著)
読んだ1,000冊を紹介しています
3年と数百万円かけて1,000冊読んでみました。
『夏の夜の夢・あらし』 ウィリアム・シェイクスピア (著)
現代にみる妖精のイメージって、シェイクスピアの戯曲てるじゃないかなぁ。と思う妖精のいたずらっぷり。というか、古典系は何読んでも、ギリシャ神話知っているよね、前提。ギリシャ神話を知らないと不便すぎ。そんときは、ざっとギリシャ神話を知れる阿刀田高さんの『ギリシア神話を知っていますか』が便利。
『夏の夜の夢』の原題は、A Midsummer Night's Dream。でもこのミッドサマーは、夏至。初夏あたりのころ。主人公は、シーシアス。でも、この名前、ギリシャ神話のテセウスと同じなんです。英語読みなだけ。シーシアスが結婚する相手「ヒポリタ」も。アマゾンの女王。
シェイクスピアは出てくる人たちの名前、覚えていたほうが良い気がするので箇条書きしておきます。
【主な登場人物】
ハーミア(Hermia):ライサンダーの想い人。イジーアスの娘。
ライサンダー(Lysander):ハーミアの恋人。イジーアスには嫌われている。
ディミートリアス(Demetrius):イジーアスが決めたハーミアの許嫁。ハーミアに思いを寄せている。
ヘレナ(Helena):ハーミアの友人。ディミートリアスに思いを寄せる。
シーシアス(Theseus):アテネ(古名アテーナイ、英:アセンズ)の公爵。ギリシア神話ではアテーナイ王テセウス。
ヒポリタ(Hippolyta):アマゾン国の女王。ギリシア神話ではヒッポリュテー。
イジーアス(Egeus):ハーミアの父。
ニック・ボトム(Nick Bottom):織工。ロバの頭をかぶせられる。
パック(Puck):ロビン・グッドフェロー(Robin Goodfellow)とも呼ばれる、いたずら好きの妖精。オーベロンの命令で媚薬を塗ったりするが、早とちりや勘違いから行った行為は登場人物たちを混乱させることになる。トリックスターの典型例としてしばしば引き合いに出される。また一般的に考えられている小さな妖精のイメージはパックに由来すると言われる。
オーベロン(Oberon):オベロンとも。妖精の王。花の汁から媚薬を作ったり、パックを使い画策を練る。ティターニアの夫。
ティターニア(Titania):オーベロンの妻、妖精の女王。とりかえ子を手元に置こうとしてオーベロンと喧嘩をする。
オセローやハムレットやマクベスみたいにハラハラはしない
あらあら(笑)という具合で喜劇らしく、ゆるくクスクスしながら、読み進む戯曲でした。それでもやっぱりところどころ名言がでてくるので油断はできない。
この本から得たもの
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?