降っても晴れても

昨夜は雨で、一面、霧が立ち込め、我が家のデッキは幻想的だった。雨で濡れたチェアにタオルを敷き、長袖長ズボン姿でしばらくワイン片手に物思いに耽った。

一夜明けて雲がかった新しい空に朝一番のタクシーのホーンがこだまする。

窓を開けっ放しにして風の道を作る。晴れるか曇るか空も迷っているのだろう。スーッと流れる「いの一番」の風の奴らが結構気持ち良さそうな様子で側を通り抜けてゆく。