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初雪が降るようにそれは始まり、やがて激しく降り続け辺り一面を埋め尽くした。 「アンコールの拍手あるよ。One more?」 Stage Director(舞台監督)ケビン(仮名)が袖に掃けた僕を抱きしめてそう言った。アンコール、アンコール、声が次第に大きくなり、見切れからはみ出すようにお客さんが立ち上がっているのがわかる。僕はポンポンとその普段はスタバの本社に勤めているという日系アメリカ人の肩を叩き、親指を「よっしゃ!」と立て、一気に舞台へ駆け戻って行った。 それは何回
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シアトルで松茸を頂いた。自家製味噌も。 もぎたての松茸は水分を出すのでそのまま荷物に入れて持ち帰ると白くなってしまう。なので夜中に暖房の効いたホテルの部屋で新聞紙を広げその上で乾かす。一晩でも随分効果があるので、それを一個一個またキレイな新聞紙で包み直し荷物の中にパックする。 これでよし! 松茸移動の準備完了! それにしても人生でこんなに松茸に囲まれるのは初めてだ。僕のキャリーバッグの中には松茸が夢とともに詰まっている。シアトルの空港で早速検査で引っかかる。 「これは
作品を作り上げる時間はタイトロープだ。不安とワクワクが表と裏に。風が吹くと橋の途中で吹き飛ばされそうになるが、なんとか耐えて先へ進む。一歩一歩。揺れながら。 作品はすでにそれぞれが築いてきたものを持ち寄って、集合体としての更なる完成形へと近づけることから始まる。時間は限られているからその中でやりきらねばならない。もし初日の幕が上がらなかったらどうしよう、と考えた時点で負ける。必ず出来上がる。必ず成功する。それしか頭にイメージしないようにする。細かいどうでもいいようなことから
冬という季節の入り口が持つ一瞬の張り詰めた空気感。 マデイソン空港の出口が開くといきなり冷たい風が「おかえり!」と迫ってきた。前に訪れたのはいつだったろう? 確か冬のど真ん中だった。雪に覆われた街全体がカマクラのようでひっそりと息を潜めていた。秋から冬へと続く橋のど真ん中で一瞬吊り橋が揺れたような気がして「ただいま!」と唱えてみる。 日本から戻り、NYでぴ(ぴーす・ダックスフント♀)をピックアップし、ブルックリンの我が家で一泊したのもつかの間。慌ただしく販売用のCD、ジャ
ニラはカールルイスです。足が速い。(笑) 食べるとほっこり中からあったまりますので冬にはもってこいです。今夜はSoft Tofu(きぬごし)があったので「湯豆腐」に決定。 そうだ、トマトとニラで。 作り方 : 1)一人鍋なので豆腐と白菜の硬い部分、ブロッコリは食べやすいように縦に切ります。そうすると頭も茎も一緒に味わえるからです。一房をぼくはだいたい3等分して楽しみます。