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あらゆるストレスを解消する方法「線引きスキル」〈解説編〉第四章

 ども。
 線野ひいこです。
 線を引くのが特技です。
「線を引ければ、人生ラクになる」が持論で、あらゆるストレスを解消する方法「線引きスキル」を提案しています。

最初の記事(「はじめに」と全体の構成について)はこちらです。

 今回は「線引きスキル」〈解説編〉第四章です。



第四章 なぜ線が引けないのか


 第二章と第三章で、ストレスが発生するかどうかは、「線を引けている」か「線を引けていない」かによるので、「線引きスキル」を身につけていて「線を引けている人」かどうかで、ストレスの有無が違う、つまり「生きやすい」か「生きづらい」かが違ってくる、ということを解説しました。
 この章では、ではなぜ「線引きスキル」を身につけている人とそうでない人がいるのかについてお話しします。

「線引きスキル」は生まれつきもっているものではない


 「線引きスキル」は生まれつきもっているものではありません。生まれたての赤ちゃんにはできません。なぜなら、「線の向こう側の他者」の存在があって初めて、線を引く必要が生じるからです。
 では、いつから習得するのかというと、幼少期に親など身近な大人から学びます。その点で言葉と似ています。言葉も話す相手があって初めて覚えようとするものですから。
 言葉のたとえをもう少し続けますね。
 もし、赤ちゃんの周りの人が全員英語を話していたら? 赤ちゃんも英語を習得していくでしょう。
 もし、周りの人が全員日本語を話していたら? 日本語を習得していきます。
 もし、周りに言葉を話す人が一人もいなかったら? 言葉を習得できません。
 生育環境は言語の習得にかなり影響します。

 「線引きスキル」も言葉とよく似ていて、身近な人がこのスキルを使っていないと、学ぶことができません。
 言葉だったら、のちに学校の科目で「国語」として、学校でも正しい使い方を学んでいきますが、「線引きスキル」は学校で科目として学ぶような機会はありません。
 身近に「線引きスキル」を持っている人がいなくても、その後の環境において、周囲に「線引きスキル」をもっている人が現れて、学ぶことができる場合もあります。しかし、それは偶然に頼るしかありません。
 生育環境は、「線引きスキル」の習得にもかなり影響するのです。


あなたのせいじゃない


 つまり、何がいちばん言いたいかというと、「線引きスキル」を持っていない=「線を引くことができない」=ストレスを抱えやすい=生きづらいのはあなたのせいではないということです。ここがいちばん大事なところ。

生きづらいのはあなたのせいではない

 あなたのせいじゃない。

 あなたが悪いわけじゃない。

 対人関係などで苦しい思いをしたり、失敗したりするのは、努力してないとか、気遣いができてないとか、頑張りが足りないとか、そういうことではなくて、「線引きスキル」を学ぶ機会に恵まれなかっただけのこと。

 日本語話者ばかりの環境で育って「なんで私は英語を話せないんだろう?」って悩みませんよね。それと同じです。あなたのせいじゃない。仕方ない。

 ただし、親(もしくは身近な大人)のせいでもありません。ココも大事なところです。だって、親たちも線の引き方を知らなかっただけだから。親たちも学ぶ機会がなかったんです。それも仕方ない。

 日本語話者ばかりの環境で育った、日本語しか話せない親たちに向かって「なんで日本語しか話せないんだ! あなたたちが英語を喋ってくれてたら、私はとっくに英語ペラペラだったのに!」と怒ったりはしませんよね。


でも、人生は楽しい方がいい


 仕方ない、というところには納得していただけたでしょうか。
 でも、仕方ないとはいっても、ストレスは少ない方がいいし、人生は楽しい方がいいですよね。
 だからこそ、今からでいいから、自分自身で「線引きスキル」を身につければいい、と私は思うのです。

 前章までで解説したように、ストレスが発生するかどうかは、「線を引けている」か「線を引けていない」かによるので、「線引きスキル」を身につけて「線を引けている人」になれれば、ストレスは少なくなり、生きやすくなるからです。生きやすくなってくると、それまで「生きづらさ」をなんとかするために生きていたのが、その必要がなくなり、人生を楽しめるようになっていきます。


 次章では、自分自身で「線引きスキル」を身につけるメリットについてお話しし、またその方法について説明します。

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