あらゆるストレスを解消する方法「線引きスキル」〈解説編〉第一章
ども。
線野ひいこです。
線を引くのが特技です。
「線を引ければ、人生ラクになる」が持論で、あらゆるストレスを解消する方法「線引きスキル」を提案しています。
最初の記事(「はじめに」と全体の構成について)はこちらです。
今回は「線引きスキル」〈解説編〉第一章です。
第一章 「線を引く」とは
「線を引く」と聞くと、何をイメージしますか?
工作するとき鉛筆で紙に線を引いたこと、ノートに線を引いて、左側に英単語、右側に日本語の意味を書いて整理したこと、ドッジボールをするとき地面に棒きれでコートの線を引いたこと…… 人によっていろいろなイメージが出てくると思います。
第一章ではまず、この「線引きスキル」の話において、私が使う「線」や「線を引く」といった言葉の意味するところを説明していきます。
「線」とは
まずは「線」からいきましょう。
ここで使う「線」は「自分」と「他者」との境界線のことを意味します。
「他者」とは「自分以外の存在」と考えてください。「他者」というと「人」だけを指すように見えますが、それだけではありません。確かに「他の人」であることが多いのですが、「自分以外」ですから、たとえば「モノ」や「環境」「天候」なども含みます。
「線を引く」とは
私のいう「線を引く」とは、「自分」と「他者」との境界線をしっかり認識し、その境界線を踏み越えない、かつ、他者からも踏み越えさせないことです。
箇条書きにするとこうなります。
これだけだと抽象的で、ピンとこない方もあるかと思いますが、次章以降ではわかりやすい具体例も使いながら順を追って解説していきますので、今は眺めておいてください。
「線を引けている人」とは
さて、さきほどの「線を引く」ですが、できている人とできていない人とがあります。ここからは、「線を引く」ができている人を「線を引けている人」、できていない人を「線を引けていない人」と呼びます。
では、「線を引けている人」とはどんな人でしょう。
線を引けている人で在るには、四つの条件があります。
別の言葉でまとめると「線の向こう側は自分にはどうしようもない」ことが腑に落ちている人だということです。「線の向こう側は自分にはどうしようもない」ということは、裏返すと「線のこちら側は自分自身のことだからどうにかなる」ということでもあり、この両方が腑に落ちている人だといえます。
「線を引けていない人」とは
一方、「線を引けていない人」には四つの特徴があります。
「線を引けていない人」の特徴と「線を引けている人」の条件は対になっているのにお気づきでしょうか? 並べてみましょう。
条件①の裏返しが特徴①、条件②の裏返しが特徴②…… となっています。
注意していただきたいのは、この四つの特徴はひとつでもあてはまるのなら「線を引けていない人」だということです(数個の人も、全部の人もいます)。さきほどの「線を引けている人」の条件は四つ全部をクリアでした。
これらの「四つの条件」と「四つの特徴」は、このあとちょくちょく出てきますので、よろしくお見知りおきください。
ここまで、私の使う「線」「線を引く」「線を引けている人」「線を引けていない人」と言う言葉について説明してきました。
ではここで、「はじめに」で私がお話しした「線を引けていなければ、ストレスを抱えやすい」ということについて、まとめるとこうなります。
なぜ、こういえるのか。これについては、ストレスが発生する仕組みから解説する必要があります。というわけで、次章では、具体的な例を使ったワークも入れつつ、解説していきたいと思います。
→ 第二章はこちら
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