高齢区長交代の流れか?練馬区長選挙まさかの接戦
練馬区長選挙まさかの接戦
昨日4月17日投開票の東京都・練馬区長選挙
結果は
現職・前川あきお(76歳)95,540票
新人・吉田健一(55歳)93,397票
前川あきお区長が3期目の当選を決めたわけですが、2,143票差の大接戦でした。
吉田健一候補が2.3%票が伸びれば現職を負かすことになったわけです。
人口が72万人と巨大自治体である練馬区で新人候補が現職を打ち負かすことなどほとんどない。23区全般に現職区長が出て負けることがほとんどありません。
それくらい、まさかの大接戦。
接戦の要因として、現職区長の高齢者にありがちな話を聴かない尊大な姿勢が不評をかったとも言われています。
高齢区長というのが、ここにきて、ネガティブに受け止められるようになりました。
高齢区長・市長の代替わり進むか?
高齢者が自治体の長を務めるのは課題があります。
身体能力(運動能力、聴力、認知、判断、記憶)
DXへの理解が弱い(IT、WEB、SNS)
役所職員との年齢ギャップによる意思疎通(60歳定年の職員と年齢が開きすぎて率直な議論がなくなる)
コロナ感染を恐れた行動制限(高齢者の重症リスク)
このような高齢区長・市長の課題を踏まえて、今後の選挙では代替わりが進むのではないか。
来年4月は統一地方選挙。高齢区長の引退はあるか?
2023年4月は統一地方選挙があり、東京23区でも多くの区で区長選挙があります。
これから来年まで実に15区で区長選挙が行われます。
その中で、選挙時点で70歳以上となりながらも再選を目指す可能性がある区長は7人いらっしゃる。(敬称略)
北区 花川與惣太 88歳 6期目
豊島区 高野之夫 85歳 7期目
台東区(選挙は2023年3月)服部征夫 80歳 3期目
大田区 松原忠義 80歳 5期目
江東区 山﨑孝明 79歳 5期目
品川区(選挙は2022年10月)濱野健 75歳 5期目
中央区 山本泰人 74歳 2期目
中央区の山本区長は現在1期目ですが、ほか5期以上を目指す人が多い。1期4年ですから、20年以上も権力の座に居座る。
それも、80歳を過ぎてなお。
高齢区長には経験値はあるだろうけど、他に代わる人いないの?
というのが、誰もが思うところではないでしょうか。
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