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【和菓子と短歌】

鍼灸師で易占家の仙亀です。

僕が親しくさせていただいている方で、短歌をたしなまれる方がいらっしゃいます。
つい先日、その方と短歌についていろいろ教わりながらおしゃべりをしていると、最近、和菓子と短歌の人気が高まっているのだとか。

なるほど。
テレビの番組で、俳句を取り上げるものがあるそうです。
その番組の影響で、短歌人口は一時減ったそうですが、今年の新型コロナウィルス騒動の影響で、自宅で過ごされる人が多くなってから、再び、短歌に取り組む人が増えたのだとか。

絵画のようにスケッチブックや画材が要らない。
詩や歌のように、長々と文字を書き連ねることがない。
31文字の中に自由に言葉を選んで紡ぎだせる短歌は、手軽に始められる趣味としては、いいかもしれません。


また、和菓子は最近、テレビのドラマで題材として取り上げられているらしく、そもそも長らくその造形美や、言われや含蓄の奥深さのある、食べてもおいしい趣味ですから、なんとなく人気になるのもわかる気がします。


タロット占いでも、一枚のカードに含まれる様々な意味や含み、絵柄から得られるインスピレーションによって、紡ぎだされる言葉やメッセージは多彩に広がる。

カードに対しての造詣や、含まれている意味そのものに対する繊細微細な知識や感性豊かなイメージを、どれだけ深堀して備えているかで、カードリーディングの深さや奥行きは、いくらでも深めることができる。


表面的な分かりやすさや、華やかさに目を奪われること、それ自体、とっても素敵な物事へのかかわりだと思います。

でも、それとは別に、ちょっと気になることに目を止めて、ジッと立ち止まって、こだわってみる、というのも、とても趣のあること。

忙しくあわただしいスケジュールの合間を縫って、スマートフォンで情報収集をしたり、手軽に楽しめるゲームに没頭する、なんていうのも楽しいのかもしれませんが、こうした何も手にすることなく、自らの感覚や脳内に広がる世界に、瞬間的にでも没頭できる時間を持ち合わせることって、人生を彩っていく中では、とても貴重な時間になるんじゃないかなぁと思っています。


便利な社会で、新しい情報がジャンジャン目や耳に届く忙しい世界。

だからこそ、ちょっとたたずんで、自分の内側を掘り下げられるような、和菓子や短歌の世界観に飛び込んでいく機会を求める人が増えること、良い傾向だなぁとおしゃべりしながら感じていました。


さて、僕はさしあたり、花より団子で和菓子から始めてみようか。
なんてことを思いつく平日の昼下がりだったとさ。
ぼちぼち、お茶の時間。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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