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お金の使い方 2021.5.1

やってきた経営者の友人と、お金の話をする。
稼ぎ方と同じように大切なのは使い方。
その人が何にどのようにお金を支払うのかを、周囲の人は意識的にも無意識的にも、案外見ている。

出産後、わたしのお金の使い方はがらりと変わった。
自分が死んだ後、息子が生きるこの世界に残っていてほしい人、商品、サービス、店舗、会社、団体に、可能な限りお金を使いたい。
お金の使い途は、投票になった。センスになった。希望に、祈りになった。
そうして、わたしは手持ちのたったの100万円を、センジュ出版の資本金に投下して、この会社を作った。

独立前は、時間を買えることが最優先。自腹のタクシー代は毎月ずいぶんかさんでいたし、
時は金なりの言葉を誤って解釈していた。

かつてはお金にならないからやらない、よりお金になることを優先させるという品のない呪縛に取り憑かれ、
おかげで年収はたったの一千万程度、中途半端なお金を手にして、出ていくお金も多く、いつも何かが擦り切れていた。

時は金でもあるだろうし、時はいのちだとも言える。
この一瞬を蔑ろにせず、この瞬間を無駄遣いせず、自分と他人の目の前のいのちを大切にする時間を積み重ねていれば、
当たり前のようにお金はいきいきと、たくさんの人の喜びを糧に巡り出す。


何が言いたいかというと、使い途に困るほどのお金をお持ちの、そこのあなた。
そして世の中をほんの少し、面白くしたいそこのあなた。
そのお金を生かすなら、センジュ出版がおすすめです。
何てったって、いい著者、いい読者、揃ってますから。

#今日の一冊
#お金の学校
#坂口恭平
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