見出し画像

横浜中華街 ランチ カレー特集

横浜中華街ランチを楽しもうシリーズ「番外編」としてカレーを特集します。カレーと言えば日本人の国民食。家庭で作るカレーはもちろんですが、カレー専門店のスパイシーなインドカレーやタイカレー、欧風カレー、最近では町中華のカレーも人気です。

ここ中華街はどうでしょう・・・もちろんあります。
中華街でカレー?と思われますが、実は歴史も古いんです。

レギュラーメニューとしてはもちろん、裏メニューで提供しているお店もあります。カレー粉自体中華料理ではよく使われており、カレー味の炒め物や唐揚げはポピュラーなメニュー、まかないとしてカレーを提供しているお店もあるようですね。

中華街で食べられるカレーはお店によって特徴があるので食べ歩きしても飽きません。最後に中華街ではありませんが、関東初となった横浜馬車道のスープカレーもご紹介。

なお、各お店の情報はリンクより過去記事をご参照願います。

北京飯店 牛ヒレ肉の中華カレーライス

牛ヒレ肉の中華カレーライス 1,650円

朝陽門へ進むと大通り沿いの角に大きく北京飯店の看板が見えます。
最初に目に入る看板で中華街の入り口、誰もがご存じの老舗。
その歴史は1955年と古く北京ダックが有名で長年愛され続けています。

北京飯店のカレーは歴史が古く外国人居留地のインド商人が中華街に訪れた際、リクエストに応えて元々メニューにあった牛肉のカレー炒めをご飯にのせて出したのが中華カレーの始まりとのことです。

カレーは2種類、牛ヒレ肉の中華カレーライス1,650円と鶏肉の中華カレーライス1,320円があります。ここは牛ヒレ肉の方を注文しましょう。
ヒレ肉と言えばヒレカツを想像される方が多いのではないでしょうか?

また関東ではカレーと言えばポークでビーフはあまりポピュラーではありません。ヒレカツでおなじみのあの柔らかな旨味たっぷりのビーフが入っているカレーは未体験ゾーン。期待と楽しみが膨らみます。

運ばれてきたカレーは、大きなタマネギと牛ヒレ肉だけのシンプルなカレー。早速一口いただくと、出来立ての小麦粉とカレー粉の炒めたスパイシーな香りと中華出汁の旨味が口の中に拡がります。
作り置きじゃないからこそ味わえるこの香り。

タマネギはこの大きさですから甘みがたっぷりで美味。見た目ほど味は濃くなくさっぱりしていてお肉の味も引き立ちます。

辛くないと物足りないと思う方もいらっしゃると思いますが、玉ねぎの甘い旨味と下味がついたタップリ入っているヒレ肉の旨味で十分満足できるカレーです。

カレーとしての味わいもさることながら、ヒレ肉かけ御飯としても十分通用します。お肉タップリ、お得感もたっぷりな北京飯店さんのカレーは肉好きの方にもおすすめ。

⇩⇩ お店の情報はこちらから ⇩⇩

保昌  バラ肉カレーご飯

牛バラ肉カレーご飯 990円

中華街大通りから香港路へ入り関帝廟通りに向かって歩いていくと右手に赤い看板が目に入ってきます。こちらが50年以上の歴史を誇る広東料理の老舗保昌さんです。こちらのカレーは以前ヤマザキのランチパックで発売されたり、マスコミで良く取り上げられるのですっかり有名ですね。

牛バラ肉カレーは990円、セットも1,480円で用意されており、本日のふかひれスープ、自家製焼売2ヶ、デザート、アイスウーロン茶が付いてきます。

カレーは細切りのタマネギに少々辛めのスパイスが効いたルー、とろみがほどよくご飯がすすみます。

タマネギのシャキシャキ感と、じっくりと煮込まれた牛バラ肉の柔らかな口当たりと複雑な奥深い味、この組み合わせが最高。そして、わかめの中華スープとの相性も何故かいいのが不思議な感じ。

口の中でとろけるバラ肉、ヒレとは違った脂身の甘さが感じられるところがくせになりそう。

⇩⇩ お店の情報はこちらから ⇩⇩

同發 本館 排骨カレー

パーコーカレー 1,350円

同發本館は中華街を代表する明治創業の広東料理の大型店。
中華街大通りの真ん中、市場通りの入口に位置しコーナーのウインドウにつるされた焼き物が目を引き、歴史を感じさせる店内は落ち着いた雰囲気でお食事が楽しめます。本館の他にも別館と新館、計3店舗とお土産店も。

店頭を見れば一目瞭然、チャーシューやバラ肉の焼き物のランチで有名な同發さん。メニューにはありませんが、いわゆる裏メニューとして存在するのが今回お願いしたパーコーカレー。

パーコー(排骨)とは、骨付きバラ肉のこと。豚のあばら肉に玉子と小麦粉の衣をつけて油で揚げた旨味たっぷりの肉料理です。そんなパーコーが載っているカレーのお味はどんなでしょう。

とんかつのパン粉を使った衣と違い、お肉そのものが主張される誤魔化しの利かないパーコーです。お肉に絶対的な自信がある同發さん、分厚いボリュームたっぷりのポークはカレーに負けていません。

カレーも黄色の懐かしの昭和のカレーで、作り立ての甘めのルーが溢れんばかりにたっぷりと注がれています。昔、カレーは飲み物ですと豪語していた後輩がいたことを思わず思いだしてしまいました。

細切りのタマネギと豚肉のコンビネーションだけでカレーとして十分美味しいのですが、これにパーコーが加わることで満足感が倍増します。カツカレーとは違ってパーコーが食感が軽いので、このボリュームですがシニアの私でもペロリといけちゃいました。食べなれたポークカレーは安心のお味。
味もボリュームも満点です。

⇩⇩ お店の情報はこちらから ⇩⇩

牡丹園 牛バラカレー+ミニワンタン

牛バラカレー+ミニワンタン 700円

大通りから香港路へ入りちょうど真ん中くらい、創業40年を超える広東料理が中心の牡丹園。グリーンの壁に赤い看板がレトロな感じ。
ショーウインドウには横浜ベイスターズの選手の写真や数多くの芸能人の写真が飾られています。店内の壁も有名人の写真でいっぱい、みんなから愛されている秘密はオーナーシェフによる数々の創作料理にあります。

こちらのランチメニューは安くて美味しく、種類も多いので地元サラリーマンの人気店。常連さんも多くアットホームな雰囲気が漂います。そのランチメニュー、定番の回鍋肉や青椒肉絲やチャーハンに交じって、「牛バラカレー+ミニワンタンセット」があります。
それもデザートが付いて700円ですからランチ族にはありがたいお値段。

カレーはこの色から想像できる通り、若者向けの味付け濃いめ、大粒のニンジンと大きい牛バラ肉が特徴。
ご飯食べてるって感じで結構大盛なんですがペロリといけちゃいます。

ワンタンも具が大きく、ひき肉の味がしっかり味わえる本格的ワンタンスープです。ミニとは言え、大きなワンタンも4個入っていてかなりのボリュームです。デザートの杏仁豆腐はフワフワタイプで安定の味。
お店の規模は小さいですが、ファンが多いのもうなずけますね。

⇩⇩ お店の情報はこちらから ⇩⇩

鳳林 カツカレー

カツカレー 小 1,045円

朝陽門から南門シルクロードへ入り少し歩くと関帝廟通り入口です。こちらに入ってすぐ右手、占いのお店の隣に大きく鳳林と赤字に金色で書かれた文字の看板が目印。
正面左のウインドウとサービスランチの看板に挟まれた入口を入ればオーナーシェフの店「鳳林」、アットホームな雰囲気で店員さんも親切です。

こちらのカレーはデカ盛りで有名なのでおじさんとしては躊躇していたのですが、この特集を組む限り避けては通れない道。頑張ってチャレンジしてまいりました。

幸い、ご飯少なめをお願いすることが出来たので安心して待っていたところ到着したカレーはやはり大盛。ミニサラダとデザートも付いて、この大盛で945円はありがたいですが、食べられるか心配です。

カツも大きく、牛バラのかたまりも入っています。ルーの量もプール状態。この皿の大きさがすべてを包み込んでる感じで神々しささえ感じられます。賄いだったとの事ですが、体力仕事の調理人にはありがたいメニューです。

お味の方ですが、程よくスパイスが効いていて、ルーはとろみが強くないのでさらさらッと食べられます。

中華街のカレーで福神漬けが付いているのも珍しく、口直しにありがたい。何とか残さずに食べきりましたがお腹いっぱいデス。

でも、なぜかデザートはペロリと食べられちゃうから不思議。
若ければ週一で通っていたでしょうね。

⇩⇩ お店の情報はこちらから ⇩⇩

金香樓 海鮮入りカレー

週替わりランチ 海鮮入りカレー 800円

玄武門に向かう北門通り、金の屋根に金の看板がひときわ目立つ金香樓。店内は天井が高く開放感があり、客席は水上庭園式で水が流れ個室のような作りになっています。

隣の席を気にすることもありませんのでご家族やグループにお勧め。異国情緒満点の店内は照明も落ち着いた感じでゆっくり食事が堪能できます。
今週の週替わりメニューは、葱油麺と半チャーハン、細切り豚肉とピーマンの炒め、ジャガイモ・ナスとピーマン炒め、そしてお目当ての海鮮入りカレーがあります。

レギュラーメニューではありませんので、毎日ある訳ではないのですが2~3週間に1回は週替わりで登場します。入口の週替わりメニューを確認してみてください。

お昼前ですが、ほぼ満席。やはり壺煮が人気の様です。私は海鮮入りカレーを注文、10分ほどで食欲をそそる香りと共にランチが運ばれてきました。

他のランチと同様、三種前菜に具沢山のかきたまスープとデザートも付いていますので800円はお得。カレーはスープカレーのイメージですがスパイシーさは抑えられていてラー油がかかっているので独特の風味と辛さを味わうことが出来ます。たっぷりのイカに加えてエビも入っています。

イカはていねいにした処理されており柔らかで、エンペラも入っています。ジャガイモに加えてピーマンも、カレーにピーマン?って一瞬思いましたが、スープカレー風なのでピーマンのシャキシャキ感がピッタリ来ます。

絶妙な食感と味付けは、ここ金香樓ならではのカレーですね。タイミングを見計らって、ぜひ一度ご賞味ください。

⇩⇩ お店の情報はこちらから ⇩⇩

BAY らっきょ  スープカレー

週替わりきのこカレー 1,050円
 

関内駅から馬車道にはいって関内ホールを過ぎると、真っ赤な柱とウッドボードに黄色で書かれたBAY らっきょと火の玉の看板が目に入ってきます。こちらの地下1階がお店。

こちらは札幌生まれのスープカレーのお店ですが、あまり知られていなかった2000年にスープカレー関東第1号店としてオープンしています。

スープカレーのいいところ沢山あり今ではファンも多いですね。通常のカレーと違いブイヨンと多くの香り豊かなスパイスのマリアージュが楽しめること、辛さも好みで選べるところが人気の秘密です。

こちらBAYらっきょさんもスパイスの配合に力を注ぎ10年以上の歳月をかけて完成した絶品スープカレーを提供してくれます。一度食べたらやみつきになるスパイスマジックカレー、今日はランチで頂くことに。

ランチは定番のチキン、チキンとトマト、ナスとひき肉、なっとうオクラ、野菜、シーフード、ラビオリ、広島産かきと種類は豊富、トッピングもチーズやバター、じゃがいもを始め25種類くらいが用意されています。

お得な週替わりカレーもあり今週はきのこカレーが1,050円となっています。迷わずきのこの週替わりカレーをオーダー。

そして辛さのセレクトです。まったく辛くないという1から普通の辛さの2から大辛の3、あとわ激辛から極辛最上級の7へと続きます。せっかくですから、当然私はオススメの激辛4と言いたいところですが、2でいきたいと思います。

スミマセン根性なくて。。。
食欲そそるスパイスの香りと共にスープカレー様の到着です。

エノキ、エリンギ、シメジ まずは定番の食べ方、ライスをスプーンですくってスープに浸して一口、拡がる拡がる、お口の中に複雑なスパイスの香りと程よい辛みが拡がります。

このスパイシーさはスープカレー以外では味わうことはできませんね。
あっという間に完食です。

⇩横浜中華街ランチ特集はこちらへ


この記事が参加している募集

ご当地グルメ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?