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【ソウル혼영】파묘(破墓/Exhuma)

ソウル、釜山、あるいは日本公開中の韓国映画鑑賞レビューです。
혼영ほんよん:ぼっち映画を意味する韓国語の短縮系

今回あまりにも観たい映画が少なくて。日本および各国で賛否あるこの映画、まあ批判するにしろ観ないとその権利もないわけで。


あらすじ&どうだったよ?

主要キャストは左からチェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョンという錚々たる顔ぶれ。

脇も豪華。キム・ジェチョル(ユ・ヘジンと「共助」つながり?)、キム・ソニョン、子役のキム・ジアン。

画像はこちらより引用

数世代にわたり奇病に悩まされるロス在住の富豪韓国人。シャーマンのファリム(キム・ゴウン)、ホンギル(イ・ドヒョン)はその病の原因が祖父の墓にあることを富豪に伝え、韓国に戻った彼らは風水師のサンドク(チェ・ミンシク)、葬儀指導士のヨングン(ユ・ヘジン)とともに墓の掘り起こしと除霊を試みる。発掘した遺体を火葬しようとする中、さらに奇怪な現象が多発する。普通じゃない状況に祖父の家族に事情を聞くも最初はお茶を濁しながらも徐々に真実を話し始め・・・その祖父は戦時中いわゆる親日派だったと。祖父の墓をさらに採掘するとそこは倭国の戦国将軍の墓が移設され埋められた場所だった・・・

とどのつまり日本人が悪霊となって韓国人を祟ってるのでそれをやっつけるという内容なのですが、冒頭のロスに向かう機内シーン、CAがファリムに日本語で話しかけるんだけど「わたしは韓国人です、日本人じゃありません!」と。いや、冒頭がいきなりこのセリフですよ。

チェ・ミンシク、ユ・ヘジンは言うまでもなく、キム・ゴウン、映画初出演のイ・ドヒョン含め演技はみな素晴らしかった。序盤の除霊シーンは息をのむくらい(実際このシーンの撮影で俳優の体調に異変が出て本物のムーダンを呼んだらしい)なのに彼らの役名はすべて反日戦士からとるという徹底ぶり。劇中も中途パンパな発音の日本語セリフが多くて聞きづらい・・・これ日韓夫婦やカップルで観ると相当気まずい雰囲気が流れると言われ、産経の黒田記者いわく「反日まぶし」ホントそれ。ストレートな反日じゃなくてもそれが漏れ伝わるという点でも微妙な作品。
これ、逆の立ち位置だったら大変なことになると思うんだけど、あまり後先考えてないな、やっぱり。日本の配給会社は買わないでしょうね。

ちなみに・・・

この映画の観客動員数、1,100万人を超えたと。

わたしはこの記事が出た当日に鑑賞したので、翌日は総選挙でお休みだったことを考慮するとさらに増えているということか。

映画館情報

CGV大学路、地下鉄4号線恵化駅から近く。
わたしが鑑賞した回、じつは会場わたし以外観客ゼロ・・・前の上映も終わった後に男性ふたりしか出てこずマジか!と思ってたら真の「ぼっち鑑賞」になりました・・・まあ公開からそれなりに経ってたし平日ですしね。

ぽつねん。

料金は15,000 KRW、
つたない韓国語能力で聞き取りしてますので記載内容の多少の誤りはご容赦ください。


おまけ(酒クズ話)

映画後に大学路でちょっと一杯やりたくてここ寄りました。スタッフもホント感じいい人でまた行きたい!

落ち着くカウンター
ひとりだけどいいですか?と聞くと、もちろん!どうぞどうぞ!と。
韓国のぼっち酒でこんな気持ちいい歓迎受けるのはあまりない。

きょうはここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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