見出し画像

樂舎・社長のSです。



こんにちは。はじめまして。
Sと思いきや、Yです。

更新が大切であろうnoteですが
うだるような暑さの中、すっかり眠らせておりました。

これでいーんだ…ゆっくりやるんだ~‥‥と言い聞かせ
ほっぽらかして早2か月が経ちました。
本当に早いですね。

そろそろまずいな~~~
なんて思っていたら
社長がらスッ!とメールが届きました。

ふんわり決めた順番では、
わたくしYが、このnote、したためるはずでした。


まさかの、社長Sより初投稿です。


では、どうぞー。(Y)


2020年、映画宣伝会社の現状

樂舎・社長のSです。
3月よりコロナの影響で映画の公開は延期、劇場は閉鎖と、
私たち映画業界全体が多くの損害を被りました。

樂舎設立20年余り、思い返すとリーマンショックの時は業界全体が落ち込みましたが、
息を吹き返し、おかげ様で樂舎も成長し続けることができました。
しかし今、この状況から抜け出し、元へ戻ることなどなかなか予想ができません。

それでも邦画製作は少しずつ進行し、公開延期となった洋画も再び公開日を決定し、動き始めています。
映画を愛する人たちが、映画館に戻ってきてくれることを信じて、私たちも与えられた仕事をありがたく思いながら、日々励んでいきたいと思います。


樂舎の公開延期作品

2020年3月以降で、公開延期となり7月までに公開できた作品は、3作品でした。

▼『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

▼『チア・アップ!』

▼『カセット・テープダイアリーズ』

もう1本、6月の『ペイン・アンド・グローリー』は唯一当初の予定のまま幸い封切りができた、
この時期にしてはめずらしい作品でした。



そして、本来ならば5月公開予定だった
キーラ・ナイトレイ主演映画『オフィシャル・シークレット』
監督:ギャビン・フッド)が、いよいよ8月28日公開の運びとなります。


映画『オフィシャル・シークレット』

この作品は宣伝プロデュースから、弊社で担当した作品です。

2003年イラク開戦前夜、英米政府を揺るがせた告発記事が英高級紙に掲載されます。
その告発は政府の女性諜報職員、キャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)によるものでした。彼女は職場から追われ、警察には尾行され、起訴され、それまでの夫との幸せな生活まで脅かされるのです。
しかし彼女は弁護士の助けも得ながら闘い続けます。イラク戦争開戦を主導したブレア政権と。
ひとりの平凡な公務員を突き動かした感情は何だったのか。

彼女の勇気ある行動は、現代社会への警鐘となり続け、日本の現状へも様々な思いを巡らせてくれます。

宣伝活動としては、まず権力にもの申す方々からたくさんの応援メッセージをいただきました。

画像1



当初は、映画のモデルであり、ご本人の
キャサリン・ガン氏の来日を予定していたのですが、コロナで中止となり、
8月になって、ようやく彼女のリモート取材が実現できました。

話し方は穏やかで、表情も柔らかく、それでもやはり政府を相手にそれだけの覚悟を持って闘ってきた強さと聡明さをひしひしと感じました。

また若いころ日本の広島での滞在経験から反戦への思いは強く、
台湾で育った彼女は、偏見や差別を持たない、誰にでも優しく
鷹揚な人柄であることがわかりました。

(8/26付、朝日新聞での紹介記事 ↓)



来日が実現していれば、マスコミの方々も皆彼女のファンになっていたことだと思います。

もし少しでも興味をお持ちいただけましたら。
予告編はこちらです。
よろしければご覧ください。


最後に

社会に問題提議できる映画の宣伝を担当できることは
なかなかありません。

宣伝を通し、ジャーナリストや評論家の方々のご意見から、新たな発見もありました。

緊張感と好奇心を持ちながら、宣伝プロデューサーとしてこの映画に関われて光栄に思います。

樂舎・S


============

並行して同時期に作品が重なっていると
作品ごとに担当が分かれていたりします。

皆のうごきを横目でみつつ、
『オフィシャル・シークレット』の
宣伝チームに入っていなかったYとしては、
キャサリン・ガンさん
台湾育ちの広島滞在経験アリ、って意外すぎる経歴‥‥。

未見です。
気になってきました。(やっと)


最後に その2


突然ですがお知らせです。

このたび、樂舎 公式サイトをリニューアルいたしました!!!


いつもお世話になっているデザイン会社shedさんが作ってくれました。

shedさんには、映画『オフィシャル~』もですし、
主演のキーラ・ナイトレイのこれまた主演作だったコレット(2019)
のクリエイティブも担当して頂いておりました。


公式サイトの内容はとてもシンプルですが

・目下宣伝中の作品
・いままでの宣伝作品一覧

などがみれます。

たまに一覧を見るととても懐かしい気持ちに。



夏がおわるまえにまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?