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#92 息子に「あなたが将来の夢に掲げている職業は10年後には無くなくなってしまうかも」と伝えなければと悟った日

こんにちは。3児の母さん、仙台凛です。
年長、年少、1才の子育て真っ最中。
今日はちょっと刺激の強いタイトルです。


先週、教育改革実践家という肩書を持つ、藤原和博さんのお話を聞きました。
ご本人曰く、「教育界のさだまさし」だそうです。
これからの子供の教育についてや、教育を取り囲む環境について、非常に分かりやすい言葉で説明されており、藤原さんの発信を今後も追っていきたいなと思いました。



その講演の中で、「10年後に、なくなってしまう職業は何か」いう話がありました。

そこで挙げられていたのは、電車の運転士。

ゆりかもめなど、すでに無人で運行している電車もありますし、これから先10年で、機械が安全運転してくれる時代になるというのは、言われれば容易に想像がつきますし、納得です。



そこで、ふと思い出しました。

年長の息子は、幼稚園の3年間、毎年七夕の短冊に「電車の運転士になれますように」と書いているのです。

親も出席できる幼稚園の誕生日会では、年長さんは1人ずつ前に出て、マイクを持って、将来の夢や今後頑張りたいことなどを発表する場面があります。


そこで息子は、〇〇線という名前を挙げ、「運転士になって、たくさんのお客さんを乗せてあげたい」と堂々と発表していました。


具体的な路線名を聞いたのは、私もその場が初めてで、立派になったなぁと感慨深くなったのですが。。。



たぶん、なくなってしまうんですね、電車の運転士。


一方、教育界のさだまさしさんの講演では、運転士はなくなってしまうが、車掌という職業はなくならない、という話もありました。

例えば、新幹線の運行中、急病人が出たとします。


本来なら飛ばすはずの途中駅で緊急停車し、急病人を下車させるなどの処置をとる場合、新幹線が遅れたことによって、その後の国際便に乗りそびれる乗客がいたとしたら、どうしますか?

このように、後に責任が伴うような判断は、やはり人が行うべきである、ロボットが出て行って「スミマセンデシタ」と謝るのは違う、だから車掌は機械化できない、という内容でした。


この先、将来の夢は何度も変わっていくでしょう。私は幼稚園の卒園アルバムに、ケーキ屋さんになりたいと書いていました。


小学生の時にはピアニストになりたいと思っていました。



今日のタイトルは少し強めの感じで書きましたが、もちろん今すぐ、息子に「運転手はもう機械化されるのよ」と言うつもりはありません。


これから息子の年齢が上がっていくにつれ、いずれどこかで、息子自身がそのことに気づく時が来るでしょう。


その時にどのような声をかけてあげたいか、どのような視点を持たせてあげたいか、もしくは、こちらが何もしなくても自分で道を切り開いていけそうなのか、私自身、親としての判断を見誤ることのないよう、引き続き息子をよく観察していこうと思った次第です。


さて、明日は何の話にしようかな。







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