【気づき】Vol.1032(2011年4月30日発行のブログより)
愛と青春の旅立ち。
1982年日本公開のアメリカ映画。
・・・ということは、
もう30年近く前になっちゃうんだね。
30代前半のリチャード・ギアはいいね。
この映画は日本で大ヒットしたので知らない人はいない。
海軍⼠官学校を舞台とした、
文字どおりしごきに耐え抜きながら極限状態の中で、
友情・愛情・人生を体感していくストーリーだ。
でも、肝心のアメリカではそれほどヒットしなかった。
奈良時代以降の日本には昔の
「元服」
という社会的に大人になるための儀式があった。
でも、今はもうなくなってしまった。
形ばかりで惰性で続いている
「成人式」
とは対極だ。
逆に世界的に見たらこんな国は珍しい。
現代版の元服として新しい価値観に触れることができた。
それがきっと日本人には新鮮だったんだね。
大学進学するわけでもなければ、
徴兵制度ならぬ⾃衛隊に放り込まれることが義務付けられたら、
ニートやフリーター問題も⼀発で解決するかもしれない。
教育制度も単線型のワンパターン⾦太郎飴製造機ではなく、
複線型の多様性エリート養成コースにする。
これからの時代にマッチするはずだね。
この映画を観賞する度に、スポーツにはぜひ打ち込むべきだと思うし、
勉強も頑張らないといけないと引き締まる思いがする。
数々の素晴らしい気づきをもらえる映画だ。
また、ストーリーが超シンプルなのもいいんだよね。
変な小細工を使わずに、すべて直球で攻めてくる。
日本のじめじめしたイジメの体質ではなく、
⻤軍曹のベースに盤⽯な愛情と潔さが横たわっている、
リーダーシップも表現されている。
この映画⼀本で、
愛情・友情・リーダーシップの3粒の美味しさが味わえる。
そして、「別れ」と「信頼」も、ね。
ぜひ日本の新成人は、
この映画を⼀度鑑賞しておくべきだと改めて思った。
追伸.
軍組織の真のリーダーは、
その国⼀番の反戦主義者でなければなる資格はない。
追伸の追伸.
主題歌がこんなに映画と合っているのも珍しい。
ビンビン魂を揺さぶるね!
...千田琢哉(2011年4月30日発行の次代創造館ブログより)
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