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暖かい雰囲気で、社会心理学! 【社会学部 安川ゼミ生インタビュー】

記:2019年2月15日

今回は、社会学部、安川ゼミの秋元さんにインタビューしました。


■感覚社会学に魅了され安川ゼミへ

ーー安川ゼミを選んだきっかけを教えてください。

安川先生の「社会心理学I 」が楽しかったんです。そのうえ、授業の成績も良かったのでこの分野に向いてるなって感じたことがきっかけです。

ーー安川先生の専門分野は感覚社会学ですよね。

そうです。もともと人と関わるのが好きだったので、人間の感覚について不思議に思うことがよくありました。その疑問を説明してくれる存在がまさに感覚社会学なのかなって。

また、教養ゼミで音楽社会学を扱った際に、「人が異なる環境に置かれたときに、考えかた、感じかたがどう変化するのか」に自分の問題意識があることがより明確になり、感覚社会学への興味が増しました。

ーーゼミ選びは迷いましたか?
 
心理学の他にも、宗教社会学や政治学、哲学にも興味がありました。でも、「人の心の動き」がどの分野の根底にも存在していると思ったので、最終的に心理学を専攻することに決めました。

ーー同じ社会心理学の稲葉ゼミではなく安川ゼミにした理由はありますか?

「ジャーナリストへの憧れ」は小さい頃からあったのですが、量的調査より質的調査を主に対象とする安川ゼミの方が自分に合っていると感じたからです。

また、グループ研究にあまり興味が持てなかったのと、稲葉ゼミだとゼミの時間が長くサークルとの両立が難しかったのも今のゼミを選んだ理由です。

ーー最終的に安川ゼミに決めた理由はなんですか?

ゼミの雰囲気が良かったのが決め手ですね。というのも、卒論合評会に参加したときに、二年生ながら議論に参加させてくれたんですよ。そのとき感じた、ゼミ生と安川先生の雰囲気が自分に合っていると思いました。飲み会へも誘ってくださって嬉しかったです。


■リサーチプランの準備が重要

ーーゼミの選考はいかがでしたか?

面接が二回あって、2回目の面接ではリサーチプランの提出がありました。
リサーチプランはなんとなく興味を持っていたテーマの中から、一つを選んでまとめて提出しました。

ーーちなみにリサーチプランのテーマはなんですか?

「涙もろさの研究」を私はテーマにしました。例えば、同じ映画を見ても号泣する人と全く泣かない人がいます。その感受性の違いを日常から疑問に思っていたので、研究できたら面白いなって。

ーー留学を経てテーマは変わりましたか?

大きなテーマは変わっていません。ですが、留学を経て外国との文化的差異まで含めた研究にしたいと思いました。私の留学先の中国では、お葬式で声を上げて泣くことが重要視される習慣があるそうです。このように、文化によって感情の発露も違ってくることを考えつつ研究を進められたらな、と考えています。


■卒論に向けてそれぞれのテーマを深めて行く

ーー年間のスケジュールを教えていただけますか?

春は各ゼミ生のリサーチプランの発表をします。夏にリサーチプランの練り直しがあり、冬にはゼミ論として発表する機会があります。他の通常時は、英書の輪読と議論を通して知識をつけていきます。

ーー卒論を意識した流れがあっていいですね。

自分のやりたい研究をしっかり深ぼることができるのは魅力の一つだと思います。個人の興味ある分野で自由にできるのが個人的には居心地いいです。

ーー普段のゼミで何をしているか教えてください。

レジュメ 論点 議論 ×3って感じですね!

ーーゼミの準備は大変ですか?

特段大変ではないですが、テキストが英書なので時間はほどほどかかります。テスト期間は、ゼミの準備きついんで他のことやらせてくださいって伝えたら、好きなことさせてくれました。

ーー学生に優しい対応ですね!ちなみに何をしたんですか?

資生堂の歴代CMを集めたDVDを先生がお持ちだったので、日本人の化粧文化の変遷や資生堂製品の対象者層の変化に注目しつつDVD鑑賞、議論をしました。具体的には、いつから男性用化粧品のCMが始まったのか、とか。色々気付くことがあって面白かったです。


■ゼミの雰囲気温かく、何より自由

ーー普段の議論の雰囲気はいかがですか?

まず、コーヒーとお茶菓子を先生が用意してくれるんです。なので、固すぎず、緩すぎず、いい雰囲気で議論できます。
安川先生は積極的に議論に参加して、話し出すと止まらないですね(笑)

ーー飲み会などは開かれますか?

一学期に一回くらいの頻度でありますね。安川先生がノリノリでワインの美味しいお店に連れて行ってくれます。時にはOBや四年生の方々もいらっしゃいますし、前回は赤嶺先生がいらっしゃって、貴重なお話がたくさん聞けました。

ーーゼミ合宿や合同ゼミはありますか?

合同ゼミはないですが、ゼミ旅行は毎年あります。旅先では勉強ではなく、観光がメインです。今年は先生がPerfumeファンなので、PerfumeのLIVEに希望者は先生と行っていました!

ーーそれは自由ですね(笑)完全に観光なんですか?

先生の研究に関係する地域に訪れることもあったそうです。以前は先生の専門の一つである視覚社会学に関連して、アートトリエンナーレに参加し来場者を対象に調査を行ったと聞きました。

ーー就活先に傾向はありますか?

本当にバラバラですね。社会心理学のゼミなので、マスメディアに行く人が年に一人くらいはいるイメージはあります。休学する先輩もいますし、国会図書館の司書になった先輩もいらっしゃいます。どの方向性でも、安川先生は相談に乗って、応援してくれます。


■自分の興味関心に沿ってテーマを深く学べる環境がある

ーー安川ゼミに入ってよかったと感じますか?

正直なところ、3年生でとった授業の中でゼミが一番楽しかったです!安川先生は本当に知識が豊富でお話が面白いです。また、ゼミ室に山ほど積まれている本の中から、紹介して貸し出してくださるのも恵まれているなぁと感じる瞬間ですね。

交換留学も自由にさせてもらったし、学生の主体性を重んじて好きにさせてくれる点も安川ゼミのいいところです。

ーーこの人すごいってゼミ生はいますか?

副ゼミを取っていて知識が豊富なゼミ生がいて、議論の際に知識の幅と深さを感じますね。一緒に話してて、学ぶものが多いので尊敬しちゃいます。また、独自の路線で頑張っている学生が多いので、個人個人が自由で居心地がいいですね。

ーーどのような学生に安川ゼミが向いていると思いますか?

自分の研究に即して、自分で興味関心を持って、論点や問題点を導き出して、研究をできる人が向いていると思います。あと、美味しいワインやコーヒーが好きな人はぴったりですね(笑)もちろん男子も歓迎です!

この記事のポイント
・リサーチプランの作成が必要
・自分の興味関心のあるテーマを突き詰められる
・先生は柔軟に対応してくれる

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文責 柏木


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